この2~3日暖かい日が続いていたので、小さな公園に行ってみました。
近所にある公園なのですが、いつも季節の花が植えられています。
今はパンジー、ノースポール、ストックなどの園芸店にある春の定番の花が所狭しと植えられています。
樹木も数多くあるのですが、その中で今花が咲いているのはミツマタとロウバイだけでした。
「ロウバイ(蝋梅)」は蝋細工のような花びらの黄色がひときわ目立っていました。
花びらが丸っこいので、多分『マンゲツロウバイ(満月蝋梅)』だと思います。
マンゲツロウバイは ロウバイ から作り出された園芸品種で、花びらが幅広くて丸みを帯びて、全体に明るい色合いの花です。
マンゲツロウバイはこのように全体が濃い黄色の花もありますが、花の中心に紫褐色の輪が入る品種もあるようです。
公園の外では違う種類のロウバイも咲いていました。
『ソシンロウバイ』です。
一番ポピュラーな、あちこちで見かける種類です。
花弁から芯まで全部同じ色、だからソシンロウバイという名前になりました。
(ソシン---『素心』、とか『素芯』と書きます)
花弁は細く、色はマンゲツロウバイよりも薄い黄色です。
本来の『ロウバイ(蝋梅)』です。
花の中心に紫褐色の斑が入っています。
ロウバイ(植木ペディアより)
ロウバイという名前の由来には、次のような説があります。
①蝋細工のような花にウメに似た香りがあることから
②開花期が旧暦12月の「蝋月」にあたることから
③花の色が蜜蝋(ミツバチの巣を作る蝋)に似ていることから
花の直径は約2ンチ、最も内側にある小さな花弁は暗い紫色になり、やや下向きに咲きます。
外側の花弁は透明感のある黄色で、花の中心部には5~6本の雄しべと、多数の雌しべがあります。
品種には花全体が黄色いソシンロウバイや、鮮やかな黄色い花で全体が丸みを帯びているマンゲツロウバイ、ナツロウバイ、クロバナロウバイなどがあります。
学名:Chimonanthus praecox
英名:Winter sweet
別名:唐梅(カラウメ)
科名・属名:ロウバイ科 ロウバイ属
原産地:中国