小さな公園には所々に花壇が作られていて、それぞれに季節ごとに様々な花が植えられています。
それも、寄せ植えではなく、花壇ごとに1種類の花だけが植えられているのです。
[パンジーの花壇]
[ストックの花壇]
中央付近に「イベリス」が植えられている花壇がありました。
パンジーやストックは色鮮やかで華やかなのですが、白一色のイベリスも負けてはいません。
どちらかというと上品な華やかさがありました。
本来ならば春、4月ごろに咲くイベリスですが、耐寒性が強く、このように冬でも花を咲かせるので、重宝されているようです。
イベリスはアブラナ科の花。
白くて可愛い花は、内と外に2枚ずつの花弁があって、内側よりも外側の2枚の方が2倍ほど大きくなるのが特徴です。
その小花がたくさん集まって大きな花房になります。
「イベリス」という名はイベリア半島が由来になっていて、イベリア半島には多くの種類が自生しているようなのです。
英名では『キャンディタフト』--"お菓子の房"="お菓子の花"という意味のようです。
イベリスには一年草の品種と多年草の品種があって、それぞれの特徴はあまり変わらないように思えます。
ただ、一年草の方は1シーズンで枯れてしまい、多年草は何年も花を楽しめるだけ違いだけのようです。
公園で見つけたイベリスがどちらの品種か分かりませんが、季節ごとに植え替えられている花なので、多分一年草の品種なのだと思います。
学名:Iberis
英名:Candytuft
別名:キャンディタフト、マガリバナ(屈曲花)、トキワナズナ、トキワマガリバナ
科名・属名:アブラナ科 マガリバナ属(イベリス属)
原産国:イベリア半島~地中海沿岸