4月29日、今年も「ジャケツイバラ(蛇結茨)」の花を見に行ってきました。
場所は『市川万葉植物園』です。
毎年、ゴールデンウィークの前ごろに満開になるのですが、今年は開花が少し早かったようです。
だから、木の下には既に散ってしまった花が黄色い絨毯のようになっていました。
それでもまだまだ見応えがありました。
「ジャケツイバラ(蛇結茨)」はマメ科の木、別名がカワラフジ(河原藤)。
太いツルがからまる様子を、ヘビのとぐろを巻いた姿に例えてこの名前になったようです。
するどいトゲがあります。
万葉集にも詠まれているほど古くからある木なので、万葉植物園内に植えられています。
万葉名は『皂莢(ざふけふ)』(皂莢=”そうきょう”とも読むようです)。
『皂莢(ざふけふ)に 延(は)ひおほとれる 屎葛(くそかづら) 絶ゆることなく 宮仕へせむ』
万葉集には『高宮王(たかみやのおおきみ)』の1首だけが詠まれているようです。
万葉植物園では万葉集に出てくるすべての植物に説明書きがあります。
ジャケツイバラの木の下にあった、説明書き。(ざふの漢字が違っている? どちらが正しいのか?)