長い花茎に小さな花が連なって、シソに似た姿の「カラミンサ」です。
花壇などに咲いていても、花だけを見ると唇形花なので、同じような形の花のサルビアの色違いだと思ってスルーしてしまいそうです。
でも、こうして葉に白い斑が入っていると”何となく違っている”ことが分かって、目に留まるかもしれませんね。
これは「カラミンサ・グランディフローラ」という品種で、一般的なカラミンサよりも花が大きいのが特徴です。
また、グランディフローラでも葉に斑が入っているものは、カラミンサ・グランディフローラ”バリエガータ”という名前になっています。
バリエガータは斑入りという意味です。
葉からはミントと同じような爽やかな香りがします。
日本では一般的ではないのですが、ヨーロッパなどでは普通に料理用スパイスとして利用されたり、ハーブティーとして飲まれていたりするようです。
宿根草でとても丈夫、手もかからず、植えっぱなしにしても翌年にはこんもりとした株になるようです。
[カラミンサ・ネペタ]
一般的に、カラミンサというと、グランディフローラではなく、『カラミンサ・ネペタ』を指すようです。
ネペタの方は、全体的に小さく、花の大きさは1.5cmほどしかありません。
花色は、白・ピンク・淡紫色があります。
[カラミンサ・グランディフローラ]
学名:Clinopodium grandiflora(Calamintha grandiflora)
英名:Larage-flowered calamint
別名:カラミント
科名・属名:シソ科 トウバナ属
原産地:南ヨーロッパ、地中海沿岸、西アジア