赤い実の生っている「アオキ(青木)」を見つけました。
ウォーキングコースではたくさんのアオキを見かけるのですが、実が生っているのはあまり見ません。
雄花の方が多いのでしょうか?
アオキは雌雄異株なので、雄株には雄花、雌株には雌花が咲きます。
そして雌花が赤い実に変わるのです。
結実するためには雄株と雌株の両方なければなりません。
だから、実を見たければ近くに両方の株を植えるのですが、雄株か雌株かを見分けるには花が付かないと難しいらしいようです。
アオキの花は春に咲きます。
以前、春に見つけたアオキの雄花と雌花です。
雄花の方が少し大きめで、開花時期は雌花よりも少し早かったと思います。
雄花には雄しべだけしかなくて、雌花には雌しべだけしかありません。
アオキの学名はAucuba japonica。
原産地は日本です。
学名の読みのアウクバ(Aucuba)はアオキからきていると言われています。
名前の由来は、大きくなっても常に葉や茎が緑色のまま、だから青い木→アオキとなったとされています。
アオキはパーフェクトプラント
このように、アオキには葉に斑が入っている品種が多くあります。
これは突然変異によって斑が入ったもののようですが、これが江戸時代にとても人気になって、コレクターも多くいたようです。
そして、この葉が当時の日本に来たプラントハンターの目に留まって、ヨーロッパに渡ったとされています。
ヨーロッパでもやはり人気が出て、斑入り葉の美しさ、耐陰性が強いこと、緑色の茎の美しさやローメンテナンスなことなどからパーフェクトプランツと称賛されていたようです。
学名:Aucuba japonica
英名:Japanese Aucuba
別名:アオキバ(青木葉)、ダルマ、オホキバ(おほき葉)
科名・属名:ミズキ科 アオキ属
原産地:日本