ウォーキングコース途中に、広い洋風の庭があるお宅があって、その庭は芝生が広がり、隅には岩を配した花壇が造られていました。
その花壇には「サルビア・ネモローサ」だけが植えられていて、そこだけが紫一色に染まっていました。
すべての株が大きく育っていて、立派なものでした。
紫色の花が一面に咲きそろっていたのですが、陽当りの良い場所にあった株はもうそろそろ花が終わりかけているように見えました。
同じ場所でも陽の当たるところと陰になるところでこんなにも違ってくるとは、ちょっとびっくりです。
[サルビア・ネモローサ ”カラドンナ”]
これはガクも花も濃い紫色なので、サルビア・ネモローサの中でも特に人気のあるの『カラドンナ』という品種です。
サルビア・ネモローサは、『ネモローサセージ』とも呼ばれ、その特徴は、草丈は30~60cmほど、全体の姿はドーム状になります。
茎の頂部に花序を出し、小さな花を穂状に多数咲かせ、花はシソ科の特有の唇形花、花色は青紫、ピンク、白花などがあります。
葉の特徴は細長く、縁に鋸歯があって表面には皺があります。
カラドンナ以外のネモローサも咲いていたのを見つけました。
写真左のピンクがローゼンウェイン(Salvia nemorosa ‘rosenwein’)、赤紫色のガクとピンクの花が特徴です。
そして、写真右の白花がスノーヒル(Salvia nemorosa ‘snow hill’)、明るい緑色のガクに白い花です。
学名:Salvia nemorosa
英名:Woodland Sage、Balkan Clary
別名:ウッドランドセージ
科名・属名:シソ科 アキギリ属
原産地:ヨーロッパ、西アジア