長野県、高遠は700年の歴史を持つ城下町で、そこにある高遠城址公園には約1,500本のコヒガンザクラが植えられている。
少し小振りでピンク色の濃い桜は「タカトオコヒガンザクラ」と名付けられ、高遠固有のものになっている。
桜の季節の城址公園はとにかく混んで人が押し寄せるため、朝早く行った。
まだ人もあまりいなく、入場料を払う場所からもう桜で埋め尽くされていた。
最初はやはり有名な「桜雲橋(おううんきょう)」へ。
橋に覆い被さって咲いている桜は本当に見事だった。
[桜雲橋]
橋の下に降りることができ、下から見上げる橋と桜の映像が人気になっている。
橋を渡って問屋門を通り、本丸跡へ向かった。
[問屋門]
現在の高遠城趾には当時の建物はなく、唯一この問屋門だけが残っている。
[本丸跡からの桜]
ここは桜の向こうに中央アルプスが見渡せる絶景ポイントなのだが、あいにくと天気が悪く、アルプスはかすんでいた。
[太鼓櫓]
本丸跡の近くにあった変わった形の櫓の「太鼓櫓」はは明治以降に立てられ、当時の太鼓が置かれていたらしい。
[駐車場の周りの桜]
高遠のコヒガンザクラはそれほど樹高がないため、すぐ目の前に花がある。
だから花を堪能するには最高の場所になっていると思う。