日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

フラサバソウ

2024-04-01 07:00:00 | 植物

春になると道ばたや空き地などでは小さな青い花、『オオイヌノフグリ』が咲いているのが目に付きます。

この花は誰でも1度は目にしたことがあると思います。

[オオイヌノフグリ]

この季節、道ばたに生えている青い花はすべてオオイヌノフグリだとばかり思っていました。

でも、違っていました。

オオイヌノフグリに似た花で、イヌノフグリ、タチイヌノフグリ、フラサバソウなどがあることが分かったのです。

 

それらの中の「フラサバソウ」を見つけました。

フラサバソウもオオイヌノフグリとよく似た青い花を咲かせる野草で、やっぱり道ばたなどに多く生えています。

茎を横に這うように伸ばし、茎の先を立ち上げ、先端に小さな薄紫色の花をつけます。

茎の先端には4~5㎜ほどしかない小さな花をつけ、葉やガクには腺毛があります。

別名では「ツタバイヌノフグリ」。

その名からも分かるように、葉がツタの形に似ているのが特徴です。

花の大きさ、葉の形、全体に生えている毛などからオオイヌノフグリと見分けることができます。

 


学名:Veronica hederifolia

英名:Ivy-leaved Speedwell

別名:ツタバイヌノフグリ

科名・属名:オオバコ科 クワガタソウ属

原産地:ヨーロッパ

 


オオイヌノフグリと同じような花なのに、名前が全く違うのはなぜ?

それは、日本で最初にフラサバソウを発見し、記録に残したのがフランス人のフランシェ(Franchet)とサバチェ(Savatier)。

この2人のを合わせて、「フラサバ」となったとのことでした。

 

 


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2 コメント

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身近にあれば (アナザン・スター)
2024-04-01 08:45:44
植物への興味を持てることは、自然の絡繰りに気づけることです。

テレビに依存していると、分りません。
それも、その時だけで既に忘れられる存在。
牧野富太郎から、王朝絵巻・・・

旧暦の今年は、春遅しなんですの。
自然への感謝に尽きます。

草・植物が無ければ、人間は生きていられないのに。
返信する
Unknown (warata)
2024-04-01 14:23:48
アナザン・スターさん

こんにちは!
>草・植物が無ければ、人間は生きていられないのに。
仰る通りです。
私もこのブログを始めるようになってから、植物に目が行くようになって、季節の移り変わりや、自然のありがたさを一層感じるようになりました。
返信する

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