夏も終わって花も少なくなったかなぁ~、と思っていた時に見つけた黄色い花。
この花のことはずっと「アンデスの乙女」や「カッシア」という名前だと思っていた。
「アンデスの乙女」とは・・・何というか、ステキな夢のある名前だなぁと。
でも「アンデスの乙女」は流通名、「カッシア」はセンナ属の総称で、本当の名前は「ハナセンナ(花旃那)」だった。
5枚の花弁に像の牙のような長くて湾曲した蕊(しべ)が見える。
「○○○センナ」と呼ばれるこの花には同じような種類がたくさんあって紛らわしい。
中でもよく見かけるのは「コバノセンナ」や「モクセンナ」などで、それらをどのように見分けるかというと・・・
葉っぱを見れば分かるらしく、「ハナセンナ」は細長くて先端が尖っている、「コバノセンナ」は丸い葉、「モクセンナ」は長卵形になっているようだ。
[コバノセンナ]
[モクセンナ]
色々と調べているうちに分かったことがあった。
それは、葉の付き方に特徴があること。
センナ類は偶数羽状複葉になっていてる。
この形状の植物は少なくて、センナ類やネムノキ、棘のある樹木のサイカチくらいしか見当たらないようだ。
他のほとんどの種類の植物の葉は奇数羽状複葉になっているとのこと。
学名:Senna corymbosa
英名:Buttercup bush、Flowering senna
別名:アンデスの乙女、カッシア
科名・属名:マメ(ジャケツイバラ)科 センナ(カワラケツメイ)属
原産地:アメリカ南部~ブラジル、アルゼンチン