温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

初めて見ました花と果実! クワイ(慈姑)

2017年07月15日 | 野菜
 ① 隣の畑の「野菜師匠」が育てているクワイ(慈姑)が大きく生長しました。
 野菜師匠の背丈ほどあります。
 ピンポン玉くらいの丸い塊茎から数cmの芽が伸びていて、その「芽(目)が出る(出世する)」という姿から縁起物とされ、おせち料理に使われていますねえ。



 ② クワイ(慈姑)は、葉と葉柄が「クワ(鍬)」に似ていて、「イモ(芋)」ができるので、「鍬芋(クワイモ)」と呼ばれていたものが、転訛して「クワイ」になったという説があります。
 漢字で書くと、「慈姑」となりますが、一つの根にたくさんの子がつくその姿が、子供を「慈しみつつ哺乳する母(姑)」のように見えることから付けられたと言われています。
 しかし、「母」と「姑」とは、どうも違和感がありますがねえ。



 ③ 野菜師匠は、去年からクワイ(慈姑)を栽培を始めましたが、「花が咲いたよ!」と声をかけてくれました。
 上の方に雄花が咲いて、下の方に雌花(すでに結実していた)が咲きます。



 ④ クワイは、広島県と埼玉県で90%が生産されていますが、花や果実をつけるのは数少ないとのことです。
 今後、果実の中の種子や縁起物の塊茎を見せてもらいますかねえ。



安心・安全な交尾! シオヤアブ(塩屋虻)

2017年07月14日 | 昆虫
 ① アオメアブ(青眼虻)が、同種の体に口吻を突き刺して体液を吸っていました。
 いわゆる共食いです。
 肉食性昆虫の世界では、こうした「共食い」は珍しくありません。



 ② 庭で、おかしな体勢をした3匹のシオヤアブ(塩屋虻)を見つけました。
 左の小型のモノが白い毛のあるオスです。
 右が大きなメスです。



 ③ 右のメスは、同種のシオヤアブを捕らえて体液を吸っています。
 つまり獲物を食べながら交尾をしているのです。



 ④ 近づくと交尾したまま移動しますが、貪欲なメスは決して獲物を手放しません。
 オスが交尾のためにメスに近づくのは、共食いの危険性を考えると決死の覚悟が必要です。
 しかし、メスが獲物に夢中ならば、とても安心・安全な交尾になりますねえ。



早起きは三文の徳! ウスバカミキリ(薄翅髪切)のオス

2017年07月13日 | 昆虫
 ① 朝6時に隣の神社へ行くと、木の幹に大きなカミキリムシがいるのを見つけました。
 

 ② 体色は、赤みがかった褐色のウスバカミキリ(薄翅髪切)です。
 日本産のカミキリムシでは、シロスジカミキリ、ミヤマカミキリ と並ぶ最大種です。
 夜行性で、昼間は立ち枯れの洞や樹皮下に潜んでいます。
 朝6時という時間帯のお陰で、姿を見ることができ、まさに、早起きは三文の徳ですねえ。



 ③ 成虫の食性はよく分かっていませんが、飼育すると果物や糖分の多い液体を食べることがあるそうです。
 この時も、樹液の部分に頭をつけて、盛んになめているようでした。
 メスは、産卵の時以外でも産卵管を出しているそうですので、これはオスですねえ。



まだ白色が見えませんが! ホオジロ(頬白)の幼鳥

2017年07月12日 | 野鳥
 ① 里山で、初めてホオジロ(頬白)の幼鳥を見ることができました。


 ② 黄色みが強くて、顔の白さはまったく見られません。


 ③ これは、木の上で「一筆啓上仕候」(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)とさえずっている成鳥のオスです。
 オスは、眼過線が黒色で、名前(頬白)の由来となったように、喉・頬・眉斑が白く目立ちます。



複眼がとても綺麗! アオメアブ(青眼虻)

2017年07月11日 | 昆虫
 ① 庭や野原でアオメアブ(青眼虻)が、よく見られるようになってきました。


 ② 名前のように複眼の緑色が綺麗です。赤色にも見えます。
 青は、緑色のことです。
 他の昆虫をとらえて体液を吸ってしまいます。ハエの仲間なので刺す針はありません。



 ③ 交尾をしていました。
 上の大きいのがメスです。
 今日は、双葉幼稚園で園児に昆虫のお話をしてきます。



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