木曽越峠の仙人日記

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赤松の薬効

2020年03月22日 06時54分43秒 | 薬草

3月22日

当地の朝は晴れ



「アカマツ」、マツ科

薬用樹木

昨日は初夏のような温かさで

今年初めての畑仕事をする



生育地と分布地

日本・本州、四国、九州、屋久島 (南限)

千島、樺太、東シベリア、台湾、マレーシア



薬用部位と採集

幹に傷をつけて滲出する液 (生松脂)を放置し、揮発成分を

自然乾燥した樹脂 (松脂)、水分を含まないものは、透明になる



薬効は
松脂は、強壮・強心・鎮咳薬に

精油 (テレピン油)は、皮膚引赤剤 (リュウマチ・神経痛)に外用する



薬用法

精油分は皮膚の刺激作用が有ると言われ、皮膚引赤剤として利用される

リウマチ・脚気、凍傷の予防に軟膏として用いられる



松葉は両端を切り落とし、あぶって煎じて服用する

あるいは酒に浸して服用する・血液の流れをよくし

肝臓の機能の改善に役立つ



松葉液は、体が温まり子供の夜尿症を治す

動脈硬化・高血圧の予防・胃腸病・咳止めにも用いられる



松葉酒の作り方

赤松の葉350gを洗って2~3cmに刻み、グラニュー糖100g

ホワイトリカー1,8ℓと共に瓶に詰める

3ケ月程度経過して、1回20mlを1日2回服用する



松葉酒は体に非常に良い様です

長野県駒ケ根のブロ友さんも飲まれているそうです

参考資料
日本薬草全書
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