ティム・バートン監督最新作。
正直、個人的には「う~ん」って思ってしまう映画だった。
要は"特殊能力系映画"かつ"時空超えちゃう系映画"で、
それをティム・バートンらしくダークファンタジーっぽく仕上げてる。
個人的には好きな要素万歳なんだけど、もともとヒーローモノが好きだから、
そういうのはマーベルやDCコミックの方が上かなと(笑)
でもエヴァ・グリーンがすごくミステリアス美人でよかったー。
あらすじ
この世界には、不思議な能力を持つ種族がいて、
主人公ジェイク・ボートマン(エイサ・バターフィールド)は幼い頃より、
祖父のエイブからその話を聞かされて育ってきた。
ある日、祖父が謎の死を遂げるが、死ぬ間際に
「島へ行き、ペレグリンに会え」と言い残す。
祖父の言いつけ通り、島にやってきたジェイクは
そこで不思議な力を持った子供たちと知り合う。
彼らは平和な一日を永遠に繰り返す時間軸に生きているため、歳を取ることがない。
彼らは亡くなったジェイクの祖父が若い頃から付き合っていた人たちであり、
ジェイクが祖父から聞いていたこととすべてが一致していた。
そして彼らと過ごしていくうちにジェイクも自分の奇妙な能力に気づき、
悪の存在と戦う運命を辿るのであった。
感想
特殊能力を持っているならもっと派手に戦って欲しかった(笑)
もちろん、サミュエル・L・ジャクソン率いる敵と戦うシーンはあったけど、
子供のケンカの延長のような感じで、ちょっと物足りなかったかな。。。
特殊能力全開でX-MENみたいなのが個人的には好みなので(笑)
ただすごくうらやましいなって思ったのが、
ペレグリンたちは平和な一日を繰り返すとき(劇中ではループと呼んでいる)に生きていて、
それが1943年9月3日なんだけど、当時若かった祖父から屋敷に電話があるんだ。
それを孫のジェイクが取って、「優しくていい祖父でした」って伝えるんだけど、
僕も昨年3月3日に大好きな祖母を亡くしたので、
どんな形であれ、もう一度話したいから、そのシーンだけが印象的だった。
最後の決戦は2016年1月に行われるのだけど、それは祖父がまだ生きているときなんだよね。
だから戦いが終わった後にジェイクは屋敷の住人と別れて祖父に会いに行くし、
たぶん僕だったらもうそこで終わりにしちゃうかもだけど、
祖父から「みんなのところに戻れ」っていうから、いろんなループをたどって戻るんだ。
まあ、屋敷にいる空飛ぶ女の子のエマに恋していたからだと思うけど。。。
もともと周囲になじめない性格だったから、現実世界にいるよりは、
彼らといた方が幸せだったのかもしれないね、ジェイクにとっては。
(自分も能力者だし)
しかし、エマってもともとジェイクの祖父を気に入っていたようだから、
その孫とも恋仲になるって、どんな心境なんだろうな(笑)
あと2016年の1月に戻ったとき、もともとその時間軸を生きていたジェイクは
どういう扱いになるんだろうか。。。(笑)