Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

『マグニフィセント・セブン』

2017年02月13日 21時58分04秒 | 映画


いやー、これ面白かったわー。
過去のリメイクよりもスケールでかくなってて興奮した!!
このリメイクはあり!!



ローズ・クリークに住む住人たちは、とある悪徳実業家に町から追い出されようとしていた。
その名もバーソロミュー・ボーグ。
近くの鉱山から金が採掘できるということで、その金を独占しようとしていたのだ。

教会には火が放たれ、抵抗した住民も見せしめに殺される。
夫を殺されたエマ・カレンはその復讐と町を守るために強い助っ人を探しに出かけるのであった。

感想

元は1960年に公開された『荒野の七人』のリメイク。
そしてそれも1954年に公開された『七人の侍』のリメイク。
つまり、黒澤明あっての映画なんだ、これは。

町が悪いやつに襲われるから強い助っ人を探しに行って、
悪者と死闘を繰り広げるっていう大まかな流れはいっしょ。

なんだけど、今回の『マグニフィセント・セブン』は過去とは大きく違う設定もいくつか。
まず7人の中に黒人のサム・チザム(デンゼル・ワシントン)がいる。
そしてインディアンのレッド・ハーベスト(マーティン・センズメアー)もいる。
さらに東洋人のビリー・ロックス(イ・ビョンホン)がいること。
この時点で、7人の出自の幅が広がった。

さらにエマ・カレンの存在。
彼女は助っ人を探しに行く役なのだが、
町の人間が誰も名乗り出ないから自ら手を挙げてその役を買って出て、
さらに銃を使って怯えながらも敵と戦っている。
これは女性が社会進出した現代においてはなんら不思議なことではないけど、
1960年代だったらありえなかったことかもしれない。

敵の規模も大きくなっている。
1960年のオリジナルでは30人ぐらいだったのが、今回はその倍近くはいると思う。
町自体も大きくなっているため、アクションがド派手になり、
今作は昨今のアクション映画と同じぐらい興奮できるものだった。
7人ひとりひとりの見せ場も盛り込まれ、非常に迫力ある戦闘シーンだったのだ。
今回、敵の切り札として出てきたのがガトリング砲。
一瞬、『るろうに剣心』の武田観柳斎かよって思ったけど、
あの時代におけるガトリング砲の無敵っぷりはやばかった。
(現代でも十分やばいとは思うけどねw)

そしてなんといっても、今回、少ない報酬に関わらず、
チザムが町を救う決意をした理由が明確に語られていた。
『七人の侍』も『荒野の七人』も個人的には請け負った理由がよくわからず、
いや、わかりはするんだけど、なんか全然しっくりこなくて。。。

今回も最初はそこらへんよくわからないなあと思っていたんだけど、
ラストでようやくその理由がわかった。
彼はかつてボーグの手下によって母親と妹が犯され殺された挙句、
自分も吊るし首にされた過去があったことが明らかになった。
つまり、私怨があったのだ。
これは確かに仕事を引き受ける理由になるなと思い、すごく納得できた(笑)
(他の6人が付いてきた理由はよくわからんものもあったけど。唐突すぎだし、都合よすぎだしwww)

過去作と比べて、ひとりひとりのキャラが立ってたし、
アクションシーンも存分に盛り込まれ、
そしておなじみのテーマ曲も聴けるこの映画、期待以上に面白かった!

カウボーイになりたい。



『サバイバルファミリー』

2017年02月13日 01時14分14秒 | 映画


『WATERBOYS』、『スウィングガールズ』の矢口史靖監督最新作。

あらすじ

ある日突然、電気、水道、ガスが止まってしまった。
このままじゃ生きていけないということで、一家揃って東京脱出。
母方の祖父が住む鹿児島へチャリで向かおうとするのであった。

感想

予告を観て期待していたよりは、普通の映画だった。
設定も面白いし、笑えるシーンもあって、
「じゃあお前作れよ」って言われたら絶対無理なんだけど、
それでもあえて言わせてもらうと「まあインフラなかったらそうなるよね」
っていう普通に納得してしまう映画。

でもチャリの素晴らしさ、田舎の最強さがわかって、
面白いかどうかっていうよりも、いい話だなっていう感じだった(笑)

家族で力を合わせるつっても、ただ親父がダメすぎるっていうのが露呈するだけだから、
ピンチになると人間の本性が暴かれるっていうのがわかるいい例かもしれない(笑)

『奇跡の人』

2017年02月13日 00時57分58秒 | 映画
「午前十時の映画祭7」にて。
1962年公開のアメリカ映画。

あらすじ

言わずもがなだと思うけど、あの三重苦のヘレン・ケラーの伝記を映画化したもの。
乳児のときにかかった病気のせいで、
目は見えず、耳も聞こえず、しゃべることすらできないヘレン・ケラー。
家族からも甘やかされて育てられたため、わがままな子になってしまった。

このままではよくないと思った家族はしつけをきちんとさせるため、
アン・サリヴァンという家庭教師を招き、ヘレン・ケラーと共に生活させるのであった。

感想

ヘレン・ケラーの話は、小さい頃に伝記漫画で読んだことがあるぐらいで、
特にそれ以上の知識はなかった。
けれど、映画で、実写で観るとすごいなと思う。

これまでずっと甘やかされてきたヘレン・ケラーは、
自分の主張が通らないとすぐに暴れ出して、
そうならないように家族は何でも好きなものを与えてきたけど、
それでは彼女のためにはならないと、
家庭教師のアン・サリヴァンは体を張って、
彼女に言葉とその意味、様々な教養を身につけさせていく。
もうね、しつけがバトルそのもの。
特に食事のシーンは部屋中がめちゃくちゃ。
これが実話だっていうんだから、この家庭教師の人はとてつもないと思った。
信念と忍耐がとてつもない。

教育することと、甘やかすことは、まったくの別物だと改めて痛感する映画だった。

子供が泣こうが暴れようが、
間違っていることは決してやらせない、
できるまできっちり教え込む、そのスタンスは第三者だからできるのかも。
親だったら、泣きわめく我が子がかわいそうで、
多少は甘くなっちゃうかもしれないけど、
そういう甘やかしをあの家庭教師は一切受け付けなかったからな。。。
あと彼女は自分が目に障害があったから、
同じ障害者の気持ちがわかったのかもしれないけど。

伝記でもあるけど、やっぱり感動的なシーンは、「WATER」のところだったね。
これまでいろんなものを指文字を使って覚えさせていたけど、
それに意味があるということはヘレン・ケラーにはわからなかった。
それなのに、庭に水を汲みに行ったとき、手に触れた水が「WATER」だと認知し、
そこから世の中にあるすべての名前には意味があるということを理解するところは、
本当にこのアン・サリヴァンの努力の結晶だろう。

まあ、もともとヘレン・ケラーって頭はよかった気がするけど。
生後半年で「WATER」と言ったとか言わなかったとか。
そのあと、彼女ハーバード大学言って、社会福祉活動家として活躍してるから恐れ入る。
しかも日本にも来たことあったんだね。知らなかった。

子育てしている人には観て欲しい(笑)

『マリアンヌ』

2017年02月13日 00時46分00秒 | 映画


久しぶりのブラピ映画。
悲しく、そして綺麗な映画でした。

あらすじ

第2次世界大戦の時代。
工作員だったマックス(ブラッド・ピット)は、
同じく工作員のマリアンヌ(マリオン・コティヤール)と出会い、
2人で協力してナチスの要人暗殺作戦を無事成功させる。
それがきっかけで恋に落ち、結婚し、ひとりの子供を授かり、幸せな日々を過ごすも、
ある日、マリアンヌが二重スパイの疑いがあるため始末せよという指令がマックスに届く。
命令に背けば自らの命も危ない。
マックスはなんとか妻の無実を証明しようとするのだが。。。


感想

いや、これ泣いたわ。最後の手紙とか泣いたわ。
戦時中なので全体的に暗い。
暗いんだけど、なんか綺麗なんだよね。
色とか雰囲気が。

戦争という悲しい出来事の中にある、
マックスとマリアンヌの幸せという対比もいいし、
妻が二重スパイであると疑いをかけられた後の愛する人のために奔走するマックス、
そして最後のマリアンヌの自決までが、綺麗に整った感じがする。

個人的にはマリアンヌがいつ裏切るのかって思って観てたけど、
マリアンヌ自身もマックスを愛していたから、
最後に自ら命を絶つという行為に出たんだと思う。

最後のマリアンヌから娘に宛てた手紙のシーンで泣いた。

あとストーリーとは全然関係ないんだけど、
外人のホームパーティーってすっげー楽しそうだし、
砂嵐の中のカーセックスとか、『タイタニック』のそれを上回る激しさがあったよ。

『君と100回目の恋』

2017年02月13日 00時12分28秒 | 映画


みんな大好き時空超えちゃう系映画。
正直、そんな面白くなかった(笑)

あらすじ

なんでも完璧にこなしてしまう長谷川陸(坂口健太郎)。
友達とバンドを組んでいる彼だが、2016年7月31日のライブ後、
メインボーカルで幼馴染の日向葵海(miwa)は帰り道に交通事故に遭って亡くなってしまう。
しかしトラックに轢かれた直後、気づいたら葵海は1週間前の教室にいた。

そう、陸にはある秘密があった。
彼は「時間を戻せる」のだ。

何回かタイムリープを繰り返すうち、陸と葵海はお互いの気持ちが通じ合っていることを知り、
そのときから一年時間を遡り、恋人として幸せな時間を過ごしてきた。

しかし、刻一刻と運命の7月31日は迫ってくるのだった。

感想

マジ救われない映画(笑)
結局、何回繰り返しても、葵海、死ぬんだよね。
そこの運命だけどうしても変えられない。
理由は知りません(笑)
ただ、死ぬ運命にあるっていうだけで。

昔見た『タイムマシン』って映画みたいだな。
あれも死んだ恋人を救うために過去に戻ったけど、
死ぬ運命は変えられなかった。

どうせ死ぬなら過去に戻る意味ないじゃんっていう。。。
しかも時間を戻すのがレコードっていうね。
レコードである必要性はあまりないような気もした。
あと針を置いた時間に戻れるっていうけど、あの黒い盤面で、
どこがいつなのかってわかるのだろうか(笑)

『僕は明日、昨日のきみとデートする』もそうだったけど、
こういう時空超えちぇう系は流行ってるのかな。

いわゆる青春恋愛映画って、
主人公かヒロインのどちらかが病気とかで死ぬっていうオチが多いけど、
もうそういうの溢れているから、今後は特殊能力とか時空超えるとか、
そういうのでスパイス効かせた映画が増えたりして。。。

あと個人的にだけど、miwaの声あんまり好きじゃないや(笑)