トランスジェンダーの娘と
ビッチの母親とレズビアンの祖母の
3世代エンターテイメント(笑)
主人公はトランスジェンダーのエル・ファニングで、
彼女(彼)が手術を受けるために、
両親の同意書へのサインを得るまでの物語。
こういう真面目な意味で「性」を扱う映画は、
頭ではわかっても共感できないことが多くて、
過去も『キャロル』、『ムーンライト』、
『リリーのすべて』のどれもが、
割とアート寄りの印象を受けて、
自分の共感の範囲を超えてしまったから、
よくわからなかったのだけど、
今回はどちらかといえば、アートではなくホームドラマ寄りで、
トランスジェンダーの気持ちはわからないまでも、
ひとりの人間としてエル・ファニングの置かれた
家庭環境に対するもどかしさで楽しめた。
祖母役のスーザン・サランドンは陽気で面白いし、
母親役のナオミ・ワッツは、、、
俺だったら一生恨むと思う(笑)
エル・ファニングの演技がよくて、髪短くしたら、
どことなく菅田将暉に見えてきて、
菅田将暉もこんな役できそうだなと思った(笑)
個人的には姉のダコタ・ファニングの方が好みだけど、
最近はエル・ファニング出まくりだな。