Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

パッションが全然伝わってこなかった『モトカレマニア』

2019年12月13日 09時12分30秒 | ドラマ
公式サイト

締まらねえなあ、締まらねえよ。。。
なんだろう、ラストにまったく気持ちが乗らなかった。。。

今期の中では一番キャピキャピしたラブコメだったと思うけど、
前半と後半でかなり印象変わったよね。

前半はとにかく新木優子が「まこちまこち」うるさかったし、
演出も観ているこっちが恥ずかしくなるぐらいで、
まずい、ひじょーにまずいドラマだと感じてた(笑)

特に、第5話で新木優子と田中みな実が卓球勝負始めたときは
完全に終了感あったんだけど、
第6話で風向き変わったんだよね。

今度は高良健吾が新木優子を追い求めるようになるという立場逆転になって、
他のメンバーもお互いのパートナーといろいろ問題が出てきて、
けっこうトレンディドラマ感出してきたんだわ。

中でも、第7話のホームパーティーは完全に修羅場と化していて、
非常に見ごたえのあるエピソードだった。

そこから各カップルの関係がおかしくなっていき、
第8話で矢田亜希子と高良健吾の関係も怪しい方向に行くもんだから、
「おお、90年代の復活や!」と歓喜したのも束の間、
どこもすぐに収束し、
矢田亜希子の件も勘違いで、
正直ちょっとがっかり。。。

最終回は、あれだけ「まこちまこち」言ってた新木優子が
「んー、やっぱり好きだけでこのまま進むのはよくないから距離を置こう」
とか言ってきて、
「いや、わかる、わかるけど、、、どの口が言うんだ!」って思ったわ。

そりゃあんた、『愛していると言ってくれ』で、
常盤貴子が自分から豊川悦司のこと好きになっといて、
自分の思い通りにならないから振るみたいな流れを思い出してね、
ちょっと憤慨したよね。

それでも、
「好きなものは好きと言える気持ち抱きしめてたい」
って槇原敬之みたいなこと言い出して、ちゃんちゃん♪と。

まあ、人の気持ちは移ろいゆくものだからさ、
わからないでもないけど、
90年代のトレンディドラマと比べると
圧倒的にパッションが足りないように感じました。。。

そういえば、最終回はオープニングもタイトルコールもなかったな。。。
しかも、普通10話あるドラマが9話で終わってた。

でもね、田中みな実の演技はよかったし、
関口メンディーがマジでいいキャラすぎて、
このドラマの中で一番好きでした(笑)

とてつもなく海に行きたくなる『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』

2019年12月13日 08時52分59秒 | 映画


2019年公開映画207本中78位。

フリーダイバーであるジャック・マイヨールのドキュメンタリー。

最近、ドキュメンタリー映画もちょこちょこ観てるけど、
自然に立ち向かいながら、
己の限界を常に超え続けている人間はとても興味深い。

しかも、この作品は9月に観た『フリーソロ』と対を成す存在と言えそう。
あちらは身ひとつで岩山を登る映画。
そして、こちらは身ひとつで深海へ潜る映画。
進む方向が真逆。

この映画はジャック・マイヨールがこの世に生まれ、
自ら命を絶つまでを78分という短い時間にまとめたものです。

幼少期から海と関わりはあったものの、
30歳のときにマイアミ水族館でイルカの調教を行ったことで、
本格的にフリーダイビングを始めることに。

そこから禅やヨガなど東洋の技術も取り入れたトレーニングを行い、
49歳にして人類史上初の水深100mに達したことはまさに驚異。

そんな輝かしい経歴があるにも関わらず、
リュック・ベッソン監督の
『グラン・ブルー』(僕は観てないけど)が大ヒットしたあたりから、
うつ病みたいになってしまい、
74歳にしてその生涯を閉じてしまった。。。

海でダイビングしたことある人ならわかると思うけれど、
ちょっと深く潜ると耳痛くなるし、
そもそも肺に空気がたまってると浮いちゃって
なかなか下に行けないんだよね。。。

体力とか気力とかの前に、
生物学的に体の構造上深く潜るというのは
そうそうできることじゃないだろう。
そんな状態で、100mまで潜るって尋常じゃないよ。
(浮上したら失神してたとかは普通にあるらしい)

ちなみに、今の世界記録は332.35mだそうで。。。
ほぼ東京タワーじゃねぇかって。。。
てか、水圧。。。
ぺちゃんこになるんじゃないの。。。

でも、深海に行くと、
時間的・空間的制約が一切なくなる感覚を味わえるんだとか。
日の光も届かない場所で、
ふわふわ浮いている状態っていうのは、
ちょっと体験してみたい(笑)

でも、海って不思議な力があるよねー。
あの広く深い神がかった存在は、
その強大さゆえに畏怖してしまう反面、
見ると心が落ち着いたりする。
それこそ生命は海から始まったし、
今だってお母さんのお腹の中にいるときは
ずっと羊水に浸かっているから、
海には神秘性みたいなものを感じるんだと思う。

人間社会だけに目を向ければ、
様々なしがらみや軋轢があるけれど、
あんなに広く深い海を目の当りにしたら、
そんなの些細なことなんだとスクリーン越しに感じることができた。
僕はダイビングはやらないけど、
ずっと水泳をやっているからか、
この映画には親近感みたいなのもわいてけっこう楽しめました。

海、行きたい。