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原作やアニメが好きでも納得できるストーリー展開に拍手を送りたい『るろうに剣心 京都大火編』

2021年04月13日 00時07分36秒 | 映画


【個人的な評価】
   ストーリー:★★★★★
  キャラクター:★★★★★
      映像:★★★★★
      音楽:★★★★★
映画館で観るべき:★★★★★

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
アクション
超絶ハイスピード殺陣
週刊少年ジャンプ
るろうに剣心

【あらすじ】
動乱の幕末で「最強」の伝説を残した男、
緋村剣心(佐藤健)。
かつては、"人斬り抜刀斎"と恐れられていたが、
新時代を迎えて、
神谷薫(武井咲)ら大切な仲間たちと穏やかな日々を送っていた。

そんなとき、剣心は新政府から、
彼の後継者として"影の人斬り役"を務めた
志々雄真を討つように頼まれる。
新政府に裏切られ、
焼き殺されたはずだが、
奇跡的に生き延びた志々雄は、
京都で戦闘集団を組織し、
日本征服を狙っていた。

さらに、剣心に勝って己こそが最強だと証明しようとしている
元御庭番集の四乃森蒼紫(伊勢谷友介)も、
剣心の前に立ちはだかる。

剣心は"不殺(ころさず)の誓い"を立てた状態で
彼らと刀を交えることができるのだろうか。

かつてない戦いが今、幕を開ける。

【感想】
3週間限定のリバイバル上映にて。
2014年の日本映画。
今回も本編の前後に最新作に向けた特別映像が入ってます。

いやー、これは圧巻でござる。
原作コミックとはやや展開が異なるものの、
本当にうまくまとめてあると思う。
コミックもアニメも大好きな身だけれど、
納得できるストーリーになっているのがすごい。

あの139分の中に、志々雄真実に加えて、
四乃森蒼紫のくだりまで入れちゃうんだから。
それでいて、アクションもパワーアップしていて、
個人戦も集団戦もバトルシーンは大興奮。

なんだけど、強いて言うなら、
蒼紫の扱いがちょっと弱いというか、
人物背景があまり描かれていないのは、
ちょっと残念かなー。
「冷静沈着だけど情に厚い」
という彼のいいところが、
実写映画ではほとんど感じられないのよ。
まあ、仕方ないよね。
実写版では設定が変わって、
前作の武田観柳と無関係になっているから、
そこで垣間見える部下への想いが一切なくなっちゃった。

江戸城無血開城で戦いの場をなくし、
「最強」に執着する亡霊のようになってしまったせいで、
翁との戦いも初見の人には唐突感ありそう。
あそこも、原作では巻町操の想いも入って、
翁と蒼紫のどちらが勝っても、
操にとっては最も親しい人か最も愛する人の
どちらかを失うことになるっていう、
とても印象深いエピソードだったからなー。

それにしても、志々雄真実もよくよく考えれば、
新時代の犠牲者とも言えるよね。
散々人斬りやらされた上に、
志々雄がやった暗殺の中には、
表に出たら明治政府が根底から覆されるものもあるってことで、
政府から存在を消されようとしたんだから。
まあ、彼自身が危険人物だったっていうのも大きいけれど。
で、その尻ぬぐいを剣心にさせるっていう。
ここだけ見れば、
明治政府の勝手すぎる行為にちょっと憤りを感じる。

そんなことがあったら、
「信じれば裏切られる」、「油断すれば殺される」、「殺られる前に殺れ」
っていう思想に至るのも頷ける。
そういう自然でわかりやすい彼の人物背景が、
敵キャラとしての魅力を爆上げしてるのも、
この作品の好きなところ。
志々雄さんだったら、
今の日本をどう思うかなー。

あと、キャスティングも素晴らしい。
公開当初は、見た目的に斎藤一は伊勢谷友介の方がいいんじゃないかとか、
志々雄真実は藤原竜也じゃ顔が優しすぎるんじゃないかとか思ったけど、
今観たら本当にあれでよかったよ。。。
みんな原作に忠実ですごい。
個人的には、翁を演じた田中泯がハマりすぎてると思うけど。

でも、十本刀はメインで映る
瀬田宗次郎、佐渡島方治、沢下条張以外は、
コスプレ祭り感ある(笑)

映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』公式サイト

映画『るろうに剣心』公式サイト!京都大火編8/1(金)/伝説の最期編9/13(土)二作連続超拡大全国ロードショー

rurouni-kenshin

 


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