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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

ゲイたちの自由奔放さに笑い、仲間を想う気持ちに泣いた『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』

2021年07月31日 17時54分11秒 | 映画

【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:19/152
   ストーリー:★★★★★
  キャラクター:★★★★★
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★★☆
映画館で観るべき:★★★★☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ヒューマンドラマ
コメディ
スポーツ
水球
ゲイ

【あらすじ】
50m自由形の銀メダリスト・マチアス(二コラ・ゴブ)は、
同性愛差別発言によって世界水泳大会への出場資格を失ってしまう。
再び資格を得るために出された条件は、
3ヶ月後にクロアチアで開催される
ゲイゲームズ出場を目指す
ゲイの水球チームのコーチになることだった。

渋々引き受けたマチアスが対峙したのは、
一癖も二癖もあるメンバーが揃う弱小チーム
「シャイニー・シュリンプス」。
適当にやりすごそうと考えていたマチアスだったが、
悩みを抱えながらも大会を通して
自分らしさを表現しようとするメンバーたちに、
少しずつ心を開いていく。
愛娘ヴィクトワール(マイア・クズマン)の後押しもあって、
真剣に向き合うようになったマチアスに応え、
チームは次第にまとまるように。

なんとか予選を通過できたものの、
クロアチアに向かう道中、
メンバーが仲間割れをしてしまうある事件が起きる。
そしてマチアスとシャイニー・シュリンプスのメンバーには、
思いもよらない悲しい現実が待ち受けていた──。

【感想】
実在するゲイの水球チームを題材にした映画なんだけど、
これは設定が秀逸すぎて面白かった!
前におじさんだらけのシンクロチームを描いた
『シンク・オア・スイム』(2019)っていうフランス映画は観たんだけど、
ゲイになるとより下ネタとすぐ脱いじゃう奔放さに
磨きがかかるから笑っちゃう(笑)
特に、アナルに某ハリウッド俳優の
タトゥーを入れていたシーンは一番ツボだった(笑)
ゲイに人気なんだと(笑)

彼らはみんなそれぞれ悩みがあり、
普段から人々に好奇な目で見られるからこそ、
自分という存在について誰よりも考え、
自らを何かで表現したいのかなと感じる。
それが今回は水球だったと。

また、今回の最終目標であった「ゲイゲームズ」というのも実在する大会で、
まわりからの理解やリスペクトを促すようなゲイ・オリンピックとして、
1982年に第1回目がサンフランシスコで開催されるぐらいには歴史ある大会だ。

その入場シーンは、
先日の東京オリンピックの開会式並みに
派手で艶やかで華やかだったのが目に焼き付く。

実際の水球シーンも本格的だったけど、
主人公を演じたニコラ・ゴブの肉体はすごかったね。
彼はコーチなので水球はしないまでも、
もともと50m自由形の選手という設定で、
そのタイムは22秒台というまさに世界記録レベル。
そのためか、メチャクチャ鍛えられた身体をしていて、
水泳をやっている自分から見ても素晴らしい身体だと思う。


学生の頃、
某水泳漫画の実写化映画をサークルの同期と観に行ったけど、
「その身体でそんなタイム出るわけがないw」
とブーイングの嵐だったことを踏まえると、
海外映画の肉体的な役作りのストイックさに驚くわ。

あと、カメラが水の中に入ったり出たりするたびに
時間経過していく演出もかっこよくて好きだったなー。

LGBTをメインにしたコメディっていうのは洋画ならではかなー。
邦画だとまだまだラブストーリーに寄りがちな気がするので。

とにかく、笑いあり涙ありのヒューマンドラマで、
とてもオススメしたい作品!

『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』公式サイト

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『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』公式サイト

 


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