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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

これぞ中国と香港が本気で放つドッカンバトル!『レイジング・ファイア』

2021年12月31日 16時01分37秒 | 映画

【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:21/284
   ストーリー:★★★★☆
  キャラクター:★★★★★
      映像:★★★★★★★★★★
      音楽:★★★★☆
映画館で観るべき:★★★★★

【要素】
アクション
刑事
銃撃戦
カーチェイス

【元になった出来事や原作・過去作など】
・なし

【あらすじ】
正義感あふれる警察官チョン(ドニー・イェン)は、
麻薬組織の壊滅作戦中に、
謎の仮面をかぶった集団に仲間を殺されてしまう。

やがてチョンは、
事件の黒幕が3年前に警察組織にハメられ、
投獄された元同僚のンゴウ(ニコラス・ツェー)であることを知る。

チョンは自身にとって弟子のような存在だったンゴウと、
激しい攻防を繰り広げるが……。

【感想】
中国の資本力と香港のカンフーが織り成す
破壊力満点のアクション映画だった!

2021年が始まって2番目に観た映画と、
2021年ラスト前の映画が、
共にドニー・イェン主演の作品ということに
運命を感じる今日この頃(笑)

◆ドニー・イェンだけ動きが違う

話としては刑事モノで、
警察組織にハメられたンゴウの復讐と、
それを阻止しようとするチョンによる対立がメイン。

圧巻の近接戦がウリの映画なんだけど、
やっぱりチョンを演じたドニー・イェンは
もう動きのキレが違う!
『イップ・マン』のように
かっちり型のある動きとは異なるけど、
殴る蹴るだけでなく、
銃やナイフ、棒術まで駆使した
ラストのンゴウとの一騎討ちは、
興奮以外の感情がないぐらいものすごかった。

本人が俳優であると同時に
武術家であるからこそ成せる業だと思うけど、
これは世界が追いつかないわ、、、!

◆ハリウッドもびっくりのカーチェイス

後半のカーチェイスも
『ワイルド・スピード』かってぐらいのド迫力。
ハリウッドのように広い道を走るのではなく、
比較的狭く、
人通りも多い繁華街をビュンビュン走り抜ける!
エンドクレジットでメイキングが少し映されるんだけど、
セットとCGで再現されているようで、
中国映画の資本力の大きさを痛感する。
特に、バイクに乗ったンゴウと車に乗ったチョンが、
並走しながら格闘するシーンなんか、
「人間じゃねぇなコイツら。。。」と思うほど。

◆ンゴウの悲しき運命

ンゴウたちは警察組織にハメられて、
刑務所に入れられてしまい、
人生が狂ってしまった可哀想な設定。
とはいえ、事件関係者を拷問する上で殺してしまったら、
そりゃあハメられたも何も、
殺人はダメだろうと思ったので、
そこはあまり感情移入できず(笑)

ただ、元々チョンとは兄弟のように仲がよかったので、
そんな2人が死闘を繰り広げているのは、
チョンの立場に立つと悲しいかなとは思う。
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)の
オビ=ワンとアナキンみたい。

ちなみに、ンゴウを演じたニコラス・ツェーの父であるパトリック・ツェーは、
『少林サッカー』(2001)は敵チームの監督役だった人(笑)

◆そんなわけで

中国映画もアクションがずば抜けてる作品が多い。
韓国映画同様、
振り切ってるところがあるから、
観ていて夢を感じる。
なので、本作もアクション映画好きにはたまらないはず、、、!


 


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