Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

真逆の立場の2人が同じ目的のために動くシチュエーションが面白い『マスカレード・ナイト』

2021年09月17日 21時23分06秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:102/192
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
サスペンス
刑事モノ
ホテル

【あらすじ】
ある日、警察に届いた匿名の密告状。
それは、数日前に都内マンションの一室で起きた
不可解な殺人事件の犯人が、
12月31日にホテル・コルテシア東京で開催される
年越しカウントダウン・パーティー、
通称「マスカレード・ナイト」に現れる、
というものだった。

大晦日当日、
捜査本部に呼び出された警視庁捜査一課の
破天荒な刑事・新田浩介(木村拓哉)は、
かつての事件同様、
潜入捜査のためホテルのフロントクラークとして働くハメに。

優秀だがいささか真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)と事件解決にあたるが、
パーティーへの参加者は500名、全員仮装し、
その素顔を仮面で隠している。
次から次へと正体不明の怪しい人間がホテルを訪れる状況に、
2人はわずかな手がかりすら掴めずにいた…。

刻一刻と迫り来るタイムリミット。
増え続ける容疑者。
犯人の狙いは?
密告者とは?
残されたわずかな時間で、
新田と山岸は顔も姿もわからない殺人犯の
「仮面」に隠された「真実」に辿り着くことができるのか?

【感想】
原作は未読だけど、前作は鑑賞済み。
でも、前作を観ていなくてもまったく問題ないっす。
事件自体は別物なので。
まあ、前作を観ていた方が、
人間関係がわかりやすくなるぐらいかなー。

今回もホテルで殺人事件の犯人を捕まえる
スリリングな展開が楽しめる。
この映画の面白いところは、
刑事とホテルマンという真逆の立場の2人が
ペアを組むところだと思ってる。
凸凹コンビってのはよくあるけれど、
就いている職業のスタンスが真逆っていうのはそうそうないのでは。
刑事は人を疑うのが仕事。
ホテルマンは人を信じるのが仕事。
どこまでいっても相容れない関係性。

前作以上に、両者の対立が激しいのがこの映画の見どころのひとつ。
でも、両者共に「お客様の命を守る」ことに変わりはない。
スタンスは違えど、
目的は同じなのだ。
そこを乗り越えながら捜査を進めていく流れは、
前作同様見ごたえがあった。
前作で学んだのか、
新田刑事のお客様対応が手慣れているのもポイント(笑)

ただ、推理モノとして観ると、
わかりづらい部分はある。
なんせこの映画はとにかく登場人物が多い。
しかも、そのほとんどが真犯人を捕まえる上では
カモフラージュ的な扱い。
怪しそうに見えて、
実は何でもないっていうね。

しかも、前半は動きがあまりなく、
後半で一気に畳みかけてくるので、
情報処理が追いつかない。
誰と誰がどういう関係なのかってのがきちんと整理できないまま、
ゴールまで駆け抜けてしまう印象はあるんだよねー。
後半のそのスピード感がこの映画の魅力でもあるんだけど、
後からいろいろ疑問も出てくる。

あと、犯人の動機が唐突というか、
殺すほどのものかなって感じたり。
サスペンスはあまり観ないけど、
大抵そういうもんだっけ、、、?
ここらへん、映画だとあっさりしちゃってるけど、
原作だともう少し説明があるのかな。。。
まあ、2時間に収めなくちゃいけないから
仕方ないのかもしれないけど。

原作を読んでいる方、
原作が好きな方向けの映画かなとは思いつつ、
この豪華キャストの勢ぞろい感と、
ホテルの煌びやかな空間は映画館で観た方が映えるね!

ちなみに、僕は旅行にほっとんど行かない。
最後に行ったのは6年前の沖縄で、
しかも泊まったのはエアビー(笑)。
だけど、非日常を演出するためのホテルマンの苦労およびこだわりは、
まさにディズニーランドみたいだなと、
この映画を観て思いました。

映画『マスカレード・ナイト』公式サイト

大ヒット上映中!潜入捜査官×ホテルマン 正反対のバディが再びスクリーンに!

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿