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カンフー映画を超えたカンフー映画をさらにもうひとつ超えた驚異のファンタジックカンフー映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

2021年09月03日 12時40分46秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:1/182👑
   ストーリー:★★★★★★★★★★
  キャラクター:★★★★★★★★★★
      映像:★★★★★★★★★★
      音楽:★★★★★
映画館で観るべき:★★★★★★★★★★

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
スーパーヒーロー
マーベル
アクション
カンフー
アベンジャーズ

【あらすじ】
アメリカ・サンフランシスコで
平凡なホテルマンとして暮らすシャン・チー(シム・リウ)。
彼には人に言えない秘密の過去があった。

それは、かつて父であるウェンウー(トニー・レオン)が率いる
犯罪組織で最強の武術を身に付け、
組織の後継者になる運命から逃げ出したことだ。

ウェンウーは伝説の腕輪《テン・リングス》を操り、
世界を脅かす。

果たして、シャン・チーは宿命の敵となった父に
立ち向かうことができるのか?

【感想】
マーベル・シネマティック・ユニバース第25作目。
当然のごとく朝イチでの鑑賞。
新たな"アベンジャーズ"への扉が、今開かれた!
ネタバレになるから、
詳しくは書けないけど(笑)
この映画はいくつかの点で、
ものすごく秀逸な作品だった!

①マーベル初心者に易しい
シリーズ25作目にして、
なんと他の作品とほぼ関連がない。
だから、これまでのマーベル作品を観ていなくても
十分に楽しめるのだ。
一応言っておくと、
“テン・リングス”は組織の名前でもある。
これは『アイアンマン』(2008)の冒頭で
トニー・スタークを拉致したやつらだ。
10個のリングをあしらった紋章がその映画でも確認できる。
あと、『インクレディブル・ハルク』(2008)のアボミネーションや
『ドクター・ストレンジ』(2016)のウォンも出ているけど、
本編には関係ない。
なので、この作品から観始めてもまったく問題ない。

②鍛錬によって生まれたヒーロー
今回のシャン・チーは割と現実的なヒーローというのも魅力的なポイント。
他のヒーローはスーツや道具がないと普通の人。
もしくは、不慮の事故でスーパーパワーを手に入れたラッキーマン。
鍛錬によって強くなったのは、
ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ドクター・ストレンジぐらいか。
その中でもシャン・チーは圧倒的な近接戦の強さを持っている。
その現実の延長にいそうなところが憧れの的なのだ。

③開いた口が塞がらない驚異的な超絶カンフーバトル
ブルース・リーから始まり、ジャッキー・チェン、
ジェット・リー、ドニー・イェンと受け継がれるカンフー映画。
今回はそのカンフー映画に
最新のVFXが加わった超ド迫力映像が見どころ!
カンフー映画史上最もハイスピードなんじゃないかってぐらいの圧巻バトル!
冒頭のバス内での戦いと、
終盤の父子対決はマジでヤバかった、、、!
あれは憧れる。
ジム行って体鍛えるモチベーション爆増。
ジャンプ漫画の実写映画はこうあって欲しいのが理想(笑)

④笑いを忘れないセンスのよさ
この映画、基本はシリアスな展開。
でも、必ず笑いを入れてくるのもマーベル映画のいいところ。
クスッて笑えるシーンが散りばめられていて、
それがいいスパイスになってる。
特に、『アイアンマン3』(2013)に出てきた"彼"ね!
まあ、彼についてはそれを観ていないと
伝わらないかもしれないけど。。。
ここはファンにとってのサービスということで(笑)

⑤残された謎と今後の展開
本作はエンドクレジットが終わるまで席で待ちましょう(笑)
いろいろあった中で残る疑問。
それは、腕輪としての"テン・リングス"。
いつ、誰が、どんな目的で作ったのか。
さらに、組織としての"テン・リングス"。
エンドクレジット後の最後の一文が胸アツ。

マーベルを知らなくても、
この作品単品でも楽しめる構成。
そして、従来のマーベルファンも楽しめる要素の数々。
25作目にしてそれを実現させるのはすごいな。。。
『ブラック・ウィドウ』は補完物語だったけど、
これは前に進んだね。
まさにフェーズ4の幕開けにふさわしい作品だった!

シャン・チー/テン・リングスの伝説|映画|マーベル公式

2021年9月3日(金)公開のマーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』公式サイト。原題『シャンチー・アンド・レジェンド・オブ・テン...

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