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夢に向かう大切さよりも母娘の愛を痛感する感動巨編『シークレット・スーパースター』

2019年08月19日 23時10分23秒 | 映画


2019年公開映画127本中8位。

おいおい、マジかよ。
最高かよ、このインド映画・゜・(ノД`)・゜・。

内容はもちろんのこと、記録もすごい。
インド映画歴代世界興行成績第3位で、
投資利益率6,000%らしい。

話としては、歌の才能のある少女インシアが、
YouTubeに動画をアップしたところ、
落ち目のプロデューサーの目にとまり、
一気にスターダムにのし上がるというもの。

ざっくり言うと、
インド版『スター誕生』みたいな感じではあるんだけど、
実は夢を叶える話というよりも、
母と娘の親子愛を描いた感動超大作になってます。
最後に「母と母性に捧ぐ」ってテロップも出るぐらいだし。

母と娘の号泣必至のエピソードに、
プロデューサーのコメディ全開なノリなど、
まさに感動と笑いがてんこ盛りのヒューマンドラマ。

特に、母と娘のやり取りをはじめとした家族の関係性が、
物語としてマジで最高な構成。
父親を敵として置いて対立構造を作ったのがよかったよ。

彼は音楽に反対どころか、
女性を見下していて、
つまらないことですぐに妻に暴力を振るうクソ野郎。
自分の言うことは絶対で、
それ以外の意見は一切認めない独裁者。

そんな中、夫の金をこっそり盗んだり、
大事な首飾りを売ったりして、
娘のインシアにギターやPCを買い与えた母親の愛は身に染みたよね。
でも、その母親も、娘のよき理解者かと思いきや、
結局は夫に強く言えず、
現状を変えることをあきらめているから、
インシアにとっては味方とも言いづらい存在。

彼らに対し、インシア自身は、
自分の意見をはっきり持ち、
現状をどんどん変えていくために
自らの意志を通す強い女性として映し出されている。

絶対権力の父、旧態依然の母、現状打破の娘、
と、属性がハッキリ分かれているのがわかりやすくて見ごたえあったわ。

三者三様の生き方がある中で、
インシアが自分の夢を叶えるために、
クラスメイトの協力を得ながら邁進する姿はとても応援したくなるし、
これだけ情熱を持って本気で取り組めることがあるって素晴らしいなって思える。

さらに、インシアは自らの出生の秘密を知って、
一度は母親の言うとおり、父に従う道を選ぶんだけど、、、
そこで、旧態依然としていた母親が自らの殻を破って、
娘のために戦うところが大興奮ですよ。
いくつになっても人は変われると言わんばかりの母親の変化。
たまんねえ。。。

歌も素晴らしかったし、
すったもんだあった上でのハッピーエンドなので、
ラストの感動はものすごく大きい!

個人的には、プロデューサーとのエピソードもとても笑えるから好きで、
本当に興奮と感動と笑いがうまく入り混じった最高に面白い映画でした。

みんなもっとインド映画見た方がいい。


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