タイトルにつられて買ってしまった本。
今の若者の感情的な特徴の変化や社会の変化に基づいて、
特に今の若者が根拠もなく他人を見下す傾向があることについて
いろいろ書いてある。
その根拠もなく他人を見下すこと(本書では他者軽視という)や
根拠もなく自分がまわりより優れていることを
「仮想的有能感」と定義している。
俺にはまったくわからない感覚である。
なぜなら俺は生まれて一度も有能感というものを感じたことがない。
むしろ落ちこぼれながら生きてきたからな。たぶん。
長所のかけらもないと思っている。
そういう自尊感情もなく、仮想的有能感がないタイプを本書では
「萎縮型」と定義していた。
悪いことはすべて自分の責任と思い込んでしまうようだ。
当たらずとも遠からずな感じがする。俺には。
あと仮想的有能感の強い人間は、
他人との協調性がなく、
自分に関係ないことにはとことん無関心とも書いてあった。
実際にアンケートを行った結果、
アメリカのテロ事件とかに関して、
かわいそうとか思う人は少ないようだ。
そこは俺にも当てはまる。
俺も興味ないこととあることの差が激しく、
実際自分に直接関係ないことにはマジ無関心である。
だから政治も経済もつまらーん。
俺もなんか根拠のある自信がほしいわ~。
けっこう現代人の特徴とかをもとに考察を行っているので、
「あー、なるほどー」とか「そう言われればそうだ!」
と思う場面も多かった。
現代の若者に読んでほしい本。
んでもって、「げ、俺に当てはまるやん。今度から直そう」
なんて自分を見つめ直すきっかけになってれたらいいなぁ。
そーいえば、今日メディアで博報堂のエントリーシート持って、
なおかつスーツ着てる人がいた。
きっと面接なんだろうな。インターンの。
うらやますぃ。