ぶらつくらずべりい

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星は微かに光る

2022-02-10 09:31:00 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
きみはきみばかりを愛しぼくはぼくばかりのおもいに逢う星の夜 (村木道彦)

結局はお互いが自分ばかりを大切にする。
そんなことに気がついた「星の夜」。
見上げた星に何を見たのか。
失望だろうか。
諦めだろうか。

君は君を愛し、僕は僕ばかりを思う。
けれど、誰かと繋がりたい。
だからこそ、星を見上げたのだと思う。