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短歌人8月号「夏籠り」柚木圭也、8月の扉

2011-08-02 05:54:08 | 平成23年短歌人誌より
放牧のごとき手足にひと夏のからんと曠き休暇はありぬ

「放牧」という比喩だけで「手足」のままならなさがあまり不快でないと受け取れる。その後には「夏」「からん」「曠き」「休暇」と心地好い言葉が続く。とても夏のなんともいえないけだるい雰囲気を伝える歌だ。雰囲気を伝えることは難しい。

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