これから咲きますよー!って感じ。。
『生ビール』
製造工程の最後で、除菌やビール酵母を押さえる為に温水を潜らせるところを濾過フィルターを使う、これが生ビール。
クラシックラガーなど、従来製法との味の違いは市場に出回る頃には専門家でも生?の区別が困難になるほど微妙だそう。
生だから美味しい、とは絶対に言えないはずです。
ただ、日本ではひたすらに生好き?なので。。
ビアガーデンの生ジョッキがウマイのは、“生”と言うより『新鮮作りたて直送+雰囲気(思い込み)』だから‥
だから、生でなくても美味しいのが地ビール系?です。
コストの関係で濾過の設備投資を抑えたり、独特の味わいを出したくて。
●これらの地ビールには、意図的にビール酵母を濾過(ろか)していない、又は(設備や採算面で)不完全濾過のビールが多く見られる。
そもそも加ホップ麦汁に酵母を加えて糖分を炭酸ガスとアルコールに分解させるのだが、最後に酵母を除去しないと熟成が進み過ぎて味が徐々に劣化してしまうのだ。
注:それをわざわざ残したのが『酵母入りビール』で、熟した味を楽しむ、清酒に対する濁酒(どぶろく)みたいなもの。
でも、酵母入りを含めて地ビールは総じて『極力早めに』呑んでしまう事をお勧めする。
大メーカーの『酵母入り』も同じくだが、日に日に劣化が加速するので。
●さて、上の工程、加ホップ麦汁に酵母を加えて糖分を炭酸ガスとアルコールに分解させる。
この時、高発酵度と呼ばれる製法で、とにかく糖類を残さない麦汁を使って作ったビールがアサヒの《スーパードライ》です。
炭酸ガスが非常に多く、糖分が殆ど残らない。いわゆる“キレがいい”って事ですね。
この製法自体は昔から知られていたらしく、他のメーカーでも作ろうと思えばすぐ出来るそうです。
が、結局はスーパードライの二番煎じなので追随したものはことごとく生産打ち切りになってしまいました。。
●念の為に言うと、炭酸ガスとは二酸化炭素(温室効果ガス)の事。
私がスーパードライを飲まないのは、炭酸ゲップが沢山出て、地球温暖化が進むから‥なぁんてね!
(本当はキリン派だから)