3月13日(木)今日はある有名な女優の誕生日で、彼女は満80歳になられた。傘寿である。昭和の古い時代から銀幕・スクリーンに出られ、われわれを喜ばせてくれたことに感謝。一層のご健勝を祈る。なお、明日もある有名な女優の誕生日で、この方も満80歳になられる。こういうことをどうしても書きたかった(笑)東京の高田馬場で若い女性がライブ配信をしていたところ、中年の男性に刺し殺されるという事件が起きた。まことに . . . 本文を読む
3)「若草物語」
翌朝、行雄は遅い食事をすませると、すぐ敦子に電話をかけた。 「行雄ちゃん、昨日はどうしてあんなに不機嫌だったのですか? 私と一緒にいるのが嫌でしたら、正直にそう言って下さい。 私は貴方と一緒にいることが嬉しいんです。でも貴方が嫌でしたら、考え直さなくてはなりません」 敦子が不満をぶつけてきたが、それを聞いて逆に行雄は胸をなで下ろした。
「敦子ちゃん、ごめん。 昨日は本当に僕 . . . 本文を読む
10月27日(日)に行われた衆議院総選挙は、自民・公明の与党が過半数の233議席を大きく割り込む結果となった(215議席)。これで当分は、少数与党のまま国会運営をするのだろう。一方、野党は立憲民主党や国民民主党が大きく議席を伸ばし、存在感を強めた。結局、自民党の“裏金議員”の問題が、強く影響した結果になったと言えよう。きのうは投票所に行き、久しぶりに写真を何枚か撮った。近く . . . 本文を読む
<6年ほど前に書いた以下の記事を復刻します。>
最近、大阪維新の会が現代版「船中八策」の骨子を発表して話題になっているが、その中に、一院制を目指して参議院の廃止というのがあった。私はこれに大賛成である。今日は維新の会の政策面の話は止めて、参議院問題だけを取り上げたい。戦前、日本には衆議院と貴族院があったが、敗戦後、GHQ(連合軍総司令部)が日本国憲法の草案を作った時には、新しい日本は一院制が好ま . . . 本文を読む
<2021年11月4日に書いた記事を復刻します>
最近見た映画(DVD)のことを話してみたいが、かなり古いものもある。その中で印象に残った面白いものは『罪の声』『新聞記者』『スパイの妻』、そして『舟を編む』だった。『罪の声』などはすでに説明したと思うので省略、『舟を編(あ)む』は8年前の映画で、辞書作りに悪戦苦闘するさまがよく描かれている。国語辞典に取り組むメンバーの物語だが、主人公(松田龍平の . . . 本文を読む
アンニー・ローリーは17世紀後半に生まれ、スコットランド中に知られた絶世の美人だったという。彼女に失恋したウィリアム・ダグラスの詩が歌になったもので、最も有名なスコットランド民謡と言えるだろう。https://www.youtube.com/watch?v=oLuTd63IkmE . . . 本文を読む
2)長瀞
その日から行雄は、敦子の幻を朝から晩まで追い求める陶酔の日々を送るようになった。 おかしなもので、敦子への愛に焦がれる自分を知ってから、行雄は気楽に森戸の家へ行く気持になれなくなった。 今度彼女に会ったら何を話し何をしようかと、いろいろ思いあぐねるようになってしまった。
敦子が横浜港から船でアメリカへ出発するのは、三週間ほど後の八月中旬である。 それまでに自分の思いを告白して、一 . . . 本文を読む
〈前書き〉・・・この小説の時代背景は、1959年(昭和34年)から1964年(昭和39年)となっている。 当時、高校から大学にかけての私自身をモデルにした、自伝的小説である。小説である限り、勿論これはフィクションである。 第一部では恋と革命、第二部『青春の苦しみ』では欲情(リビドー)と煩悩がモチーフとなる。
第一部
1)恋の芽生え
敦子の白い二の腕が、月の光でおぼろに浮かび上が . . . 本文を読む