今頃になって、ロンドン・オリンピックのことを話すのはおかしいが、どうしても書きたくなった。日本はメダルの獲得数が38個と過去最高を記録した。よく頑張ったと思う。それだけ、選手層が厚くなったのだろう。
しかし、金メダルは7個と前回の北京五輪の9個を下回った。また、その前のアテネ五輪の16個をはるかに下回ったのだ。国別の金メダル数を見ると、アメリカが46個、中国が38個、イギリスが29個などとなっており、韓国でさえ13個も取っている。つまり、日本は金メダルの数で、中国や韓国に完全に負けたのだ。韓国に対しては、2大会連続で負けている。オリンピックはメダルが全てではないが、これは寂しい。
ここで、男子柔道がどうのとか具体的なことを述べるつもりはない。はっきり言って、日本は中国・韓国に対して、スポーツの世界では“挑戦者”の立場に立たされたのだ。もはや、こちらが上位ではない。一介の挑戦者である。これから中国・韓国に対して挑戦していかなければならない。向こうの方が上位なのだ!
なお、10日に閉幕したロンドン・パラリンピックでも、中国は金メダル95個を含む231個のメダルを獲得し圧倒的な強さを発揮した。また、韓国も金メダル9個を含む27個のメダルを獲得、日本の金5個を含む16個を上回った。日本のメダル数は前回より11個も激減したのである。
このように、日本は今やスポーツ界でも中国の足元にも及ばず、また韓国の風下に立たされてしまった! そんなことはどうでも良いと言う人もいるだろうが、やはり寂しいではないか。 韓国の某大統領が先日、「日本はもう大した国ではない」と発言したが、これはスポーツの世界だけでなく、あらゆる面で現われてきているのだろう。
以前、民主党の某女性議員が事業仕分けを行なった時、スパコンだったと思うが「2位じゃ駄目なんですか!」と述べ、話題になったことがある。目指すべきはやはり1位だ。そんなことを言っているから、日本は中国・韓国にますます水を開けられていくのだ! 日本は今や“斜陽の国”になったのか・・・
<参考> ロンドン五輪の各国メダル獲得数⇒ http://www.cnn.co.jp/special/olympics/results.html