参議院を廃止して一院制にするのが良い。だから参議院選挙には全く関心がないが、調べてみたら、現職の参議院議員で首相になったのは皆無なのだ。憲法では「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する」(憲法67条)とある。
しかし、戦後68年たっても参議院議員で首相に選ばれた者はいない。参議院議員は“国会議員”ではないのか(笑)、と疑いたくなる。 もちろん衆議院先議など、衆議院の優越性が認められているが、これでは参議院は“飾り物”に過ぎないのかと思ってしまう。だから、ますます参議院に無関心となり、そんなものは無くしてしまえと思ってしまう。その方がよほどスッキリする。
だから、私は参議院廃止論者なのだが、あえて参議院存続論者に知恵をつけよう(笑)。それは参議院から首相を選出することだ。昔、われわれが子供のころ、「衆議院は政党で選び、参議院は人物で選ぼう」と学校で教えられた。そんなものはとっくの昔に反故になってしまったが、私はこの教えに一理あると思う。
どの政党でも良いが、現職の参議院議員が総理大臣に指名されたら、参議院を見る目も変わってくるだろう。そうでもしない限り、参議院はますます無用の長物、有害無益の代物と化していくのだ。参議院は無くした方が良いが、存続論者のためにあえて知恵をつけた次第である。
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