先日登った屋久島の名峰モッチョム岳の報告です。
大きな岩峰が角のように飛び出した姿は一度は登ってみたくなる山。
この日の天候はいまひとつでしたが、霧に包まれた森はとても幻想的でした。
晴れの日のモッチョム岳の岩峰
屋久島随一の急登と思われる坂をヒイーヒィー言いながら登っていくと万代杉を見ることができます。
屋久島に数本しかない樹齢3000年を超える屋久杉の一つです。
先端は折れて背は低いのですが、ごつごつした木肌からは長い年月が感じられます。
植物の花や実を探しながら歩いているとぽつぽつ発見することができました。
こちらはイズセンリョウの白い花。
アリドウシの赤い実。白い花も同時に咲いていました。
山頂には屋久島固有のアクシバモドキも咲いていました。
ブルベリーの仲間なので花がよく似ています。
霧が立ち込めた森の中を歩いていきます。まるで異次元の世界を歩いているような・・・視界が悪いので道迷いには注意です。
珍しくキノコとシダとコケが一緒に生えていました。
残念ながら山頂からは展望が望めませんでしたが、雲と僅かばかりの青空とのグラデーションがとても綺麗でした。
振り返ると時折霧がはれて水墨画のように山肌が現れました。
晴れている時には、下のような展望を見ることができます。良かったら動画を見てくださいね。
屋久島モッチョム岳展望ムービー