
南国のイメージが強い屋久島ですが、標高が高い屋久島では毎年雪が積もります。
その為、一月二月には主要なトレッキングコースの縄文杉(標高1300m)やヤクスギランド(標高1000m)にいけなくなることもあります。
そんな時には万代杉を見に行くのはいかがでしょうか?
推定樹齢3000年?の屋久島を代表する屋久杉のひとつです。

登山口は千尋の滝駐車場。ついでに千尋の滝も見ることができます。
撮影時期は12月下旬。

正月飾りに使われる「センリョウ」

カラフルな実をつける「ボチョウジ」。標高300m~600mまでは急な坂を上っていくので、うまく休憩しながら周りに何かないか探しながらいくのがおすすめです。

屋久島の固有種「カンツワブキ」

葉っぱの形が面白い黄葉した「カクレミノ」

鹿児島県で発見された「サツマイナモリ」

スダジイの巨木。よく観察して歩くと植物の種類が多くて自然が豊かな森です。

風車のような白い花が美しい「マルバキッコウハグマ」

リュウキュウルリミノキの白い花。瑠璃色の実をつけます。

豆のような葉っぱをつけたマメヅタ。シダ植物です。
冬でもいろいろな植物を見ることができます。

しんどい坂を上り終えるとコケの森が待ってくれています。川の水を飲むこともできます。

屋久島はコケの種類も多く面白いです。

万代杉に到着。背は低いですが威風堂々とした姿です。

風の強い所で耐え忍ぶために根元はとても太いです。根回りは17mほどで縄文杉よりも大きいほど。

中は穴があいてしまっています。

万代杉の根元には寄生植物のツチトリモチが咲いていました。
万代杉までの道のりは険しいですが、もし屋久杉を見る他のコースに行けない時には一見の価値がありますので興味のある方はぜひお越しください。
屋久島自然学校の万代杉トレッキングツアーはこちら。