自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

庚申山の恋こがれる花を訪ねて・・・

2011年07月02日 | 日記
平成23年6月30日(木)晴れたり曇ったり


自宅3:45==(宇都宮北道路)清滝IC4:35==銀山平5:30・・・一の鳥居6:40・・・鏡岩7:40

・・・猿田彦神社跡8:20(お山巡りの道と分かれる)・・・庚申山荘8:30・・・大胎内10:00

(お山巡りの道と合流)・・・庚申山10:40、展望台で昼食 出発11:30・・(大胎内でお山巡りの道に入りコウシンソウを探す

が見つからず、30分程度道草)・・・庚申山荘13:00・・・一の鳥居14:05・・・銀山平15:10



以前から是非逢ってみたいと思い続けていた花がある。コウシンソウである。

淡く可憐ではかなそうなしかもどこか凛として気品のあるそんな花のように思える。

午後から雨の予報なので朝の出発を1時間早めた。

胸をときめかせての出立である。



宇都宮北道路から朝焼けの男体山(赤男体とでも呼ぼうか)が迎えてくれる。




  

足尾の町を抜けて山道を行くと、足尾銅山が栄えた頃の集落跡に出会った。小滝の里である。

往時、この集落には1万有余人が暮らしていたそうである。歴史に触れて栄枯盛衰とものの哀れを感じた。




国民宿舎かじか荘である。

ここに登山口の標柱がある。



案内板もある。



いよいよ登山開始。

天狗の投石などを見ながら、ひたすら林道を歩く。




歩くこと1:10分で一の鳥居に着く。やっと登山口である。

  



すぐ近くに”庚申七滝”と呼ばれる七段からなる滝がある。






水勢がすごく迫力満点。水しぶきを浴びてかなり涼しい。


滝の岩肌にコアジサイが咲いている。結構たくさん咲いている。



ここから、山頂まで3.6km。


蝶々も迎えてくれる。蝶々はとても美しいとこのごろ感じる。







木漏れ日差す樹林帯の中をそして水面川(みずのつらさわがわ)のせせらぎを聞きながら、楽しい気分で一杯。


  
江戸時代の道標に感心して、


   
鏡岩に着く。

猿に助けられた猟師が娘を猿に嫁がせるという悲話が語り伝えられている。


  
ユーモラスな夫婦蛙岩。



威厳?ある仁王門。 様々な花崗岩が山行を楽しませてくれる。


ほどなく

猿田彦神社跡に着く。昭和21年に焼失したとか。

ここが、上級コースのお山巡りのみちとの追分である。

小生は、一般登山道を行くことにする。




庚申山荘が目と鼻の先にある。

ここで一息。凍らせたマンゴープリンで熱い体を冷やす。

とにかく暑い、熱い。


山荘の奥に見えるのが、目指す庚申山。



あと1.4km。



ゴゼンタチバナが一輪。


 





クリンソウが群生している。疲れを忘れさせてくれる。



山はこれからが本番。







険しい岩峰がそそり立ちます。


  

断崖絶壁の岩肌に何か咲いています。もしかして・・・。



残念ながらユキワリソウです。岩肌一杯に可憐に咲いている。

あちこちにポツリポツリと咲いています。



  



ウツギも満開です。黒い岩肌に真っ白い花が印象的です。



岩の下や痩せ尾根、ハシゴ、鎖の登りが続きます。





   

  



大胎内。お山巡り」のみちと合流点。 

あと0.7km。庚申山荘から0.7km、1時間。


アーア、疲れたナー。






サラサドウダンである。浅黄色の花の先端に淡い赤が線状に彩る。



オオヤマオダマキが一輪、本当は下を向いて咲いています。写真を撮るので上を向けました。(ゴメンネ。)


歩くこと40分やっと山頂である。1892mに登った。




眺望はない。

少し行くと展望台がある。


貸切である。なんという贅沢か。



男体山と女峰山か。トンボが一匹。


皇海山(すかいざん)2143m。


皇海山と右が鋸山


ゆっくり昼飯としよう。








皇海山とカップヌードル。


山頂のハクサンシャクナゲ。まだつぼみである。






良く考えてみると、あれほど注意を払って、登ってきたのに、コウシンソウに逢えない。

時期的に遅いのか。

改めてガイドブックを点検する。

大胎内でお山巡りのみちと合流するが、そこからお山巡りのみちに入っていった地点らしい。


早々に昼飯を切り上げて、向かった。

お山巡りのみちは、やはり、険しい。しかし、そんなことは言ってはいられない。

何年越しの恋人に逢うのだから。

しかし、行けども行けども、ユキワリソウにしか出会えない。

やはり時期が遅いのだろうか。今年は、あきらめることにしよう。



悔しいが、クマイチゴの甘酸っぱさで我慢しよう。



かじか荘の温泉で汗を流す。





この露天風呂をご覧ください。大自然の中の露天風呂、贅沢して申し訳ない!!

アルカリ単純温泉。PH9.5。かなりのアルカリ度だ。お湯は、すべすべ、ぬるぬる、正に美肌の湯。



来年は、もっと早く来るぞ。そして、絶対にコウシンソウに逢いたい。





↓弊社のホームページも是非ご覧ください。

コメント (1)
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