平成26年6月29日(日)曇り
宇都宮ハイキングクラブ定例山行
参加者11名(男8、女3) 宇都宮が雨のため、欠席者4名(男3、女1) バス使用
昨夜来、降り続いている雨は、午前4時過ぎても、まだかなり強く降っている。
午前5時、ともかく、現地まで行くことにして、11名で出発。
関越自動車道で水上ICに近づいてくると、雨は上がり、ところどころ青空がのぞく。
信じられない光景に、みんな、大歓喜。
かくして、なんとか曇り空ながら、時折、薄日の差す天候の中を楽しい山行を催すことができ、
チーフリーダーである小生は、山行を終えて、安堵した一日であった。
百名山の名に違わず、なかなか、骨のある登りがいのある山である。
登りは4か所の絶壁のクサリ場、下りは、急坂のうえ、深く絡みついた木の根が、みんなを苦しめた、
いや、楽しませてくれた。
<コースタイム> 標高差1058m、歩行距離12km、所要時間9時間15分(休憩含む)
壬生5:00==水上IC6:55ーー武尊神社登山口(1100m)7:40-8:00・・・分岐8:50・・・手小屋沢避難小屋10:00
・・・武尊山(沖武尊)(2158m)11:50-12:20・・・剣ヶ峰(2020m)13:50・・・武尊沢渡渉点(1500m)15:40
・・・分岐16:23・・・登山口17:15
では、写真をどうぞ!!
登山口でストレッチして出発。
ちょうど、今、上州武尊山の開山祭が山伏が取り仕切って催されている最中である。
全員が、記帳して記念品をいただく。武尊山のバッジがうれしい。
ゆるキャラの”みなかみ”君とみんなでパチリ。
質素な武尊神社。
ラショウモンカズラがお出迎え。
林道を歩いて、ヨイショっと渡渉すると、
手小屋沢避難小屋方面と剣ヶ峰山方面への分岐に着く。登山口から40分。
ここから、小屋まではきつ~い登りが待っている。
しかし、まだ余力があるので、和気あいあい。あまり暑くないので、助かる。
崩れそうな急な登山道だ。滑らないように注意して!!
急登でもゆっくり、ゆっくり行けば、大丈夫。
2時間で手小屋沢避難小屋に到着。小屋は、はるか下の方で、木々の間から、かすかに見える程度。
ブナの新緑がきれい。
マイズルソウも咲いている。
小屋を過ぎてほどなく、突然、視界が拓ける。ガスが晴れて薄日に新緑が一段と映える。
すごい木の根っこだ。滑るから、慎重に。
みんな、きつくなってきている。
可憐なサンカヨウに癒される。
ハリブキが芽吹いている。
目の前に、第一番目の岩場が出現する。濡れているので、怖い。
慎重に登れば、岩場は、結構、楽しいもんだ。
登り切ったぞ!!
すぐに、第二番目の岩場だ。足場があるのかなぁ~。
足場を固めて、三点支持でしっかり登ろう。
身体が立って、いい感じです。
今度は、第三の岩場が待っている。傾斜が少し緩やかかな。
でも、気は抜けませんよ。
さて、さて、第四の岩場です。最後の難所です。垂直な斜面です。ハシゴは大丈夫かな。
迫力満点です。写真が上手いのかな? しかし、楽しいですよ。怖くなんかないです。
いいアングルでしょ。
登ると、そこに、ミツバオウレンや、
ハクサンシャクナゲが待っている。花はいいですね。
花に励まされて歩いていると、かすかに見えてきたのが山頂のようだ。
やっと、山頂到着!! 登山口から約4時間かかった。長い道のりだった。
山頂で、ランチタイム。視界は良くないが、雨に降られることを考えれば、よしとしなければなるまい。
山頂からの風景。あの雪渓を登るコースもあるそうだ。我々が登ってきたコースとは対岸だ。
剣ヶ峰山方面に下山する。
急な坂を下る。
足場が悪いので気を付けて。
瑞々しいダケカンバの新緑だ。
キンポウゲかな。
風雪に耐えて、芽吹いたダケカンバ、自然界はきびしい。
ミヤマハンノキも美しい。
そして、ミネザクラはまだ蕾だ。
武尊山を振り返る。ぼんやりとしか見えない。
ガスが晴れて次第に明るくなってきた。
こちらのミネザクラは満開だ。
サクラの下を行く。黙々と。
前方にある剣ヶ峰山は、ガスの中に隠れている。
コメツガの黄緑が美しい。
これから行く登山道が、遠くに見えてくる。
随分、展望が拓けてきた。
雪渓と新緑が新鮮だ。
沢に滝が流れるように残る雪渓がこのあたりの雪の多さを物語るようだ。
アップで。迫力満点でしょ。
コイワカガミが鮮やかなピンクの花をつけている。
オオカメノキの白い花は清楚。
視界は拓けてきたが、剣ヶ峰山はまだ見えない。
周りがよく見えてくると、尾根歩きは、本当に快適だ。
お~お、やっと、剣ヶ峰山が顔を出した。一番奥の尖った山だ。これから4つの尾根を越えなければならない。
ハクサンシャクナゲと剣ヶ峰山。
もう一枚。同じシャクナゲではありませんよ。
先ほどの滝の雪渓があんなに遠くになってしまった。新緑が目映い。
歩いてきた登山道が、ハッキリ見える。
振り返ると武尊山がかすかに見える。
いい表情だ。
ここのハリブキは花が咲いている。解熱剤、利尿剤として利用されるようだ。
ハクサンシャクナゲの赤い蕾も愛おしい。
きれいな尾根を歩く、本当に気持ちがいい。気温も丁度いい。
最後尾で手を振る元気者も嬉しそう。
クロマメノキだ。
この尾根を越えれば、いよいよか・・・
ゴゼンタチバナが勢ぞろい。
いよいよ、剣ヶ峰山が近づいてきた。
山頂まで0.1kmの標示板だ。悩んでいないで、登るんですよ。
岩の間を登る。
岩の下に、黄色いイワカガミが群生している。
剣ヶ峰山山頂と到着である。武尊山山頂から1時間30分かかった。長かった。
下りもきつい急な坂の連続である。
大きな木の根が道を阻む。
ミドリユキザサが励ましてくれる。
木の根道は危険だから、特に慎重に。
ゆっくりと、足元を見定めて。
濡れた滑る岩場も慎重に。あ~疲れる。
剣ヶ峰山から1時間50分歩いてやっと渡渉点に至る。
水辺に咲くヤグルマソウ。
二か所目の渡渉点を渡る。
ノビネチドリがほほ笑んでいる。お疲れさんと。
9時間15分の山行は、終わった。
噂に違わず、上州武尊山は、前述したように、骨のある登りがいのある山であった。
久々に充実感を味わうことができた。
今回はこれでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。
宇都宮ハイキングクラブ定例山行
参加者11名(男8、女3) 宇都宮が雨のため、欠席者4名(男3、女1) バス使用
昨夜来、降り続いている雨は、午前4時過ぎても、まだかなり強く降っている。
午前5時、ともかく、現地まで行くことにして、11名で出発。
関越自動車道で水上ICに近づいてくると、雨は上がり、ところどころ青空がのぞく。
信じられない光景に、みんな、大歓喜。
かくして、なんとか曇り空ながら、時折、薄日の差す天候の中を楽しい山行を催すことができ、
チーフリーダーである小生は、山行を終えて、安堵した一日であった。
百名山の名に違わず、なかなか、骨のある登りがいのある山である。
登りは4か所の絶壁のクサリ場、下りは、急坂のうえ、深く絡みついた木の根が、みんなを苦しめた、
いや、楽しませてくれた。
<コースタイム> 標高差1058m、歩行距離12km、所要時間9時間15分(休憩含む)
壬生5:00==水上IC6:55ーー武尊神社登山口(1100m)7:40-8:00・・・分岐8:50・・・手小屋沢避難小屋10:00
・・・武尊山(沖武尊)(2158m)11:50-12:20・・・剣ヶ峰(2020m)13:50・・・武尊沢渡渉点(1500m)15:40
・・・分岐16:23・・・登山口17:15
では、写真をどうぞ!!
登山口でストレッチして出発。
ちょうど、今、上州武尊山の開山祭が山伏が取り仕切って催されている最中である。
全員が、記帳して記念品をいただく。武尊山のバッジがうれしい。
ゆるキャラの”みなかみ”君とみんなでパチリ。
質素な武尊神社。
ラショウモンカズラがお出迎え。
林道を歩いて、ヨイショっと渡渉すると、
手小屋沢避難小屋方面と剣ヶ峰山方面への分岐に着く。登山口から40分。
ここから、小屋まではきつ~い登りが待っている。
しかし、まだ余力があるので、和気あいあい。あまり暑くないので、助かる。
崩れそうな急な登山道だ。滑らないように注意して!!
急登でもゆっくり、ゆっくり行けば、大丈夫。
2時間で手小屋沢避難小屋に到着。小屋は、はるか下の方で、木々の間から、かすかに見える程度。
ブナの新緑がきれい。
マイズルソウも咲いている。
小屋を過ぎてほどなく、突然、視界が拓ける。ガスが晴れて薄日に新緑が一段と映える。
すごい木の根っこだ。滑るから、慎重に。
みんな、きつくなってきている。
可憐なサンカヨウに癒される。
ハリブキが芽吹いている。
目の前に、第一番目の岩場が出現する。濡れているので、怖い。
慎重に登れば、岩場は、結構、楽しいもんだ。
登り切ったぞ!!
すぐに、第二番目の岩場だ。足場があるのかなぁ~。
足場を固めて、三点支持でしっかり登ろう。
身体が立って、いい感じです。
今度は、第三の岩場が待っている。傾斜が少し緩やかかな。
でも、気は抜けませんよ。
さて、さて、第四の岩場です。最後の難所です。垂直な斜面です。ハシゴは大丈夫かな。
迫力満点です。写真が上手いのかな? しかし、楽しいですよ。怖くなんかないです。
いいアングルでしょ。
登ると、そこに、ミツバオウレンや、
ハクサンシャクナゲが待っている。花はいいですね。
花に励まされて歩いていると、かすかに見えてきたのが山頂のようだ。
やっと、山頂到着!! 登山口から約4時間かかった。長い道のりだった。
山頂で、ランチタイム。視界は良くないが、雨に降られることを考えれば、よしとしなければなるまい。
山頂からの風景。あの雪渓を登るコースもあるそうだ。我々が登ってきたコースとは対岸だ。
剣ヶ峰山方面に下山する。
急な坂を下る。
足場が悪いので気を付けて。
瑞々しいダケカンバの新緑だ。
キンポウゲかな。
風雪に耐えて、芽吹いたダケカンバ、自然界はきびしい。
ミヤマハンノキも美しい。
そして、ミネザクラはまだ蕾だ。
武尊山を振り返る。ぼんやりとしか見えない。
ガスが晴れて次第に明るくなってきた。
こちらのミネザクラは満開だ。
サクラの下を行く。黙々と。
前方にある剣ヶ峰山は、ガスの中に隠れている。
コメツガの黄緑が美しい。
これから行く登山道が、遠くに見えてくる。
随分、展望が拓けてきた。
雪渓と新緑が新鮮だ。
沢に滝が流れるように残る雪渓がこのあたりの雪の多さを物語るようだ。
アップで。迫力満点でしょ。
コイワカガミが鮮やかなピンクの花をつけている。
オオカメノキの白い花は清楚。
視界は拓けてきたが、剣ヶ峰山はまだ見えない。
周りがよく見えてくると、尾根歩きは、本当に快適だ。
お~お、やっと、剣ヶ峰山が顔を出した。一番奥の尖った山だ。これから4つの尾根を越えなければならない。
ハクサンシャクナゲと剣ヶ峰山。
もう一枚。同じシャクナゲではありませんよ。
先ほどの滝の雪渓があんなに遠くになってしまった。新緑が目映い。
歩いてきた登山道が、ハッキリ見える。
振り返ると武尊山がかすかに見える。
いい表情だ。
ここのハリブキは花が咲いている。解熱剤、利尿剤として利用されるようだ。
ハクサンシャクナゲの赤い蕾も愛おしい。
きれいな尾根を歩く、本当に気持ちがいい。気温も丁度いい。
最後尾で手を振る元気者も嬉しそう。
クロマメノキだ。
この尾根を越えれば、いよいよか・・・
ゴゼンタチバナが勢ぞろい。
いよいよ、剣ヶ峰山が近づいてきた。
山頂まで0.1kmの標示板だ。悩んでいないで、登るんですよ。
岩の間を登る。
岩の下に、黄色いイワカガミが群生している。
剣ヶ峰山山頂と到着である。武尊山山頂から1時間30分かかった。長かった。
下りもきつい急な坂の連続である。
大きな木の根が道を阻む。
ミドリユキザサが励ましてくれる。
木の根道は危険だから、特に慎重に。
ゆっくりと、足元を見定めて。
濡れた滑る岩場も慎重に。あ~疲れる。
剣ヶ峰山から1時間50分歩いてやっと渡渉点に至る。
水辺に咲くヤグルマソウ。
二か所目の渡渉点を渡る。
ノビネチドリがほほ笑んでいる。お疲れさんと。
9時間15分の山行は、終わった。
噂に違わず、上州武尊山は、前述したように、骨のある登りがいのある山であった。
久々に充実感を味わうことができた。
今回はこれでおしまい。
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