自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

鳳凰三山の晩秋・・・初めてのテント泊

2013年11月10日 | 日記
平成25年11月8日(金)~9日(土)晴れ


男2人の自主山行


小生の初めてのテント泊をサポートしてくれた宇都宮ハイキングクラブ同期の

I氏と2日間の山行を楽しんだ。


1日目は朝から快晴、2日目は午前中快晴、下山するころから曇りとなった。

久しぶりに素晴らしい天気に恵まれ、南アルプスの晩秋を満喫した。


テント場にはうっすら雪が積もっており、汲んでおいた水が翌朝、凍っていたので

夜の気温は恐らく氷点下4~5度になったのではあるまいか。

6枚の重ね着が寒さから守ってくれたようである。


テントは、彼が持ってくれたので、小生は自分の衣類、食糧などだけで、テントなしなのに重さが

18kgにもなってしまった。(今までは重くても12kgが最高で、日帰りは8kg程度)

これで、テントを持ったら20kgは超えてしまうことになる。

今後の課題として、如何に不要なものを減らすかを吟味しなければならない。



今回のコースの概略図





11月8日(金)快晴

<コースタイム>

宇都宮4:00==(東北道)(関越道)(圏央道)(中央道)甲府昭和IC--登山口(1380m)8:55

・・・夜叉神峠(1770m)10:15・・・杖立峠(2170m)11:55・・・火事場跡12:20・・・

苺平(2520m)13:44・・・南御室小屋(2420m)14:15

                              歩行時間:5時間20分(休憩含む)

1日目の写真です。


登山口。


1時間20分で夜叉神峠に着く。この時期、この小屋は、平日は営業していないようである。


以下、夜叉神峠からの眺望をどうぞ!


まず、一気に展望が拓け、白根三山が聳え立つ光景が飛び込んでくる。
右から、北岳、間ノ岳、農取岳が雪をかぶり真っ青な空に真っ白く輝く。


主峰”北岳”(3193m)。富士山に次ぐ高さと威容を誇る。


穏やかな山容の間ノ岳(3189m)。


どっしりした農取岳(3025m)。
三山がそれぞれ3000m級の山々だ、迫力がある。



峠で一休みして、また登る。
少し、紅葉には遅いが、余韻の残る道を登る。


急登が続く。18kgの重い荷物が、歩みをより遅いものにする。


3時間で杖立峠に着く。あまり展望はない。



杖立峠から約30分で、展望が優れる火事場跡に到着。
ここからの眺望をどうぞ!!


絶景ににっこりのI氏。


ナナカマドの真っ赤な実、白いダケカンバ、真っ青な空。




威嚇するような迫力の北岳。大きな山だ。


美しい山容の間ノ岳。


どっしりとした農取岳。




火事場跡から1時間20分で苺平だ。
一人の登山者に出会う。彼は今夜は南御室小屋泊りとか。
我々は、そこにテントを張る。行く先は同じだ。


甲府市街を一望。


登山口から5時間20分で、南御室小屋到着。


これがテント場である。
雪が積もっている。


雪を避けてテントを張る。彼はさすが手慣れたもんだ。
あっという間にテントが設営された。


早速、テントの中で早い時間から宴会が始まる。

小生は、大吟醸酒500ml、サントリーの”山崎”350ml、彼はウィイスキーをペットボトルに入れて持参する。
つまみは、ピーナッツ、ビーフジャーキー、サキイカ、チョコレートなどなど。
朝早いので酔いのまわりが早い。

飲んだ後、簡単な夕食(彼はレトルトカレー、私はカップ麺)を済ませて、就寝。多分19時前だろうと思う。





11月9日(土)午前中は快晴、昼ころから雲が出てくる。


<コースタイム>   

南御室小屋(2420m)3:50・・・砂払岳(2730m)5:10・・・薬師ヶ岳小屋5:20・・・薬師ヶ岳(2780m)5:50・・・

観音ヶ岳(2840m)6:20・・・地蔵ヶ岳(2760m)7:50・・・観音ヶ岳9:10・・・薬師ヶ岳9:40・・・

南御室小屋10:30-11:10テント撤収・・・夜叉神峠13:45・・・登山口14:35

                    歩行時間:10時間45分(休憩、テント撤収時間含む)
入浴して帰途に。自宅着20:55。




では、写真をどうぞ!!


まず、富士山の夜明けからご覧ください。

早朝4時前にテントを出て、暗い中を歩き、砂払岳と薬師岳から撮った写真です。

非常に寒くて、手が痛くなり、手に息を吹きかけながら撮ったものです。


5時15分。甲府市街と富士山に微かに夜が明け出します。


影絵のようです。


徐々に明けてきます。


かなり明るくなってきます。


日の出です。午前6時12分。


大分、太陽が顔を出してきました。


太陽は雲の上です。雲海の濃淡がくっきり。


感激しながら、寒さも忘れ、夢中で写真を撮る。



左が瑞牆山で右が金峰山でしょうか?。雲海が波打つ。


八ヶ岳はまだ薄暗い。




薬師ヶ岳から観音ヶ岳に向かう頃はすっかり日が出てきた。


これから、観音ヶ岳からの絶景をどうぞ。


朝焼けの観音ヶ岳山頂でツーショット。


薬師ヶ岳の彼方に富士山が雲海に浮かぶ。


八ヶ岳も夜が明けてきた。


北岳、間ノ岳の朝焼け。


これから登る地蔵ヶ岳(中央右手)、中央左手は赤抜沢ノ頭(2750m)と奥の少し雪をかぶった甲斐駒ケ岳が
朝焼けしている。


地蔵ヶ岳に向かう。瑞牆山、金峰山などが一望でき、気持ちのいい雪道歩きだ。
雪がコキコキ音を立てる。


八ヶ岳も厳しい山容で横たわる。


絶景を撮る名カメラマン。一眼レフ持参のI氏。


北岳、間ノ岳をまた登場させてしまった。何回もゴメン。


地蔵ヶ岳をアップで。


地蔵ヶ岳に向かってザレ場を登る。目の前の赤抜沢ノ頭を越えてからが地蔵岳である。


また、白根三山だ。


岩場を登る。地蔵ヶ岳への道も厳しい。


雪道の向こうに、地蔵ヶ岳が見えてきた。


地蔵ヶ岳から今、登ってきた赤抜沢ノ頭を振り返る。
地蔵ヶ岳はかなり雪が積もっている。


いい気持ちだ、言うことなし。雪があるがそんなに寒くはない。


雪と青空と石仏群。


石仏の彼方に頑強そうな山、甲斐駒ケ岳だ。


地蔵ヶ岳から富士山を望む。


さあ、地蔵ヶ岳の岩稜を登ろう。


これでも中間ぐらいまで登ってきているんだ。手を岩から話すのはちょっと勇気がいるよ。


垂直な岩稜に取りつくI氏。


やったぜ。上から見下ろすI氏。


俺もこの岩を登るぞ、待ってろよ。


しかし、このオベリスクだけは俺には無理だ。



さて、下りは慎重に。


岩場の登り口に祠に安置された石仏が一体。


北アルプスの穂高連峰も霞む。


赤抜沢ノ頭を越えて、観音ヶ岳に向かう。


観音ヶ岳への登りも疲労感が出てきているのできつい。


ザレ場も登る。雪ではなく、白い砂利なので、足場が不安定だ。


地蔵ヶ岳を振り返る。あの二つの山を往復したんだ。


観音ヶ岳山頂付近。
山ガールに写真を頼まれてうれしそうなI氏、富士山をバックにパチリ。いい風景だ。


少しアップで、雪と雲海と富士山。


鳳凰三山最高峰の観音ヶ岳山頂。先ほどの山ガールさん小屋泊りりで一人旅とか。


山頂から、薬師ヶ岳と彼方に富士山を望む。


また、また、荒々しい雲海に浮かぶ八ヶ岳です。


富士山に思いをはせて・・・


赤石岳か、聖岳あたりかな?


カールでお馴染みの千丈ヶ岳。




薬師ヶ岳に向かう途中で観音ヶ岳を振り返る。形のいい山だ。


薬師ヶ岳からの富士山。


富士山をつかむ。


薬師ヶ岳を下る。雄大な景色を見ながら・・・


風雪に耐えるダケカンバ。自然は過酷であるが、生物は強い。


薬師ヶ岳小屋である。


山ではもう、こんな大きなツララが。


砂払岳を通り、


大きな岩峰をすり抜け、


ガマ石を見ながら、


テント場到着。テントを撤収して、下山だ。
このころから、雲が多くなり、天気が下り坂に向かっているようだ。


初めてのテント泊は、あまり抵抗なく受け入れられた。

むしろ、小屋より不自由ではあるが、開放感があり楽しかった。

テント泊での山登りが自分の理想であるが、20kg近い荷物を担いで歩けるかどうかが問題だ。

体力増強して頑張るか。


しかし、なんで富士山を見ると感動するんだろう。

日本一の山からなのか、その山容の美しさからなのか分からないが、

とにかく他のどの山を見るよりも私にはうれしい。

今日はじっくり富士山の美を堪能することができた。


天気に恵まれ、いい景色に巡り合えて、最高の2日間でした。



今回はこれでおしまい。







↓弊社のホームページも是非ご覧ください。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鳳凰三山の晩秋 (わたるー)
2013-11-11 15:57:41
写真を見ながら振りかえって思い出すと楽しいですね。
返信する
鳳凰三山の晩秋 (HM)
2013-11-14 18:15:24
もう山は冬支度。

雲海と富士山がきれいですね。北岳の迫力も満点。
返信する
鳳凰三山の晩秋 (わたるさんのやまとも)
2013-11-19 13:34:54
晩秋と初冬の山の様子が画面から伝わって来ました。富士山の素晴らしいショットにも感動ですU+1F5FBテント泊には驚きU+1F631でも、お酒U+1F37Bもあり楽しい山行。羨ましいU+203CU+FE0F
返信する

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