平成29年4月19日(水)曇りのち雪のち雨
参加者2名 車1台 ザック重量7kg
会津駒ヶ岳に近接する大戸沢岳はいい斜面があると聞いて出かける。
天気予報はあまり良くないが、取りあえず、行ってみよう。
急登がありガスと強風でかなり辛い山行である。
コンパスとGPSだよりの登り下りである。
天気が良ければ最高の山スキーが楽しめたのに残念。
来年また来ることにしよう。
<コースタイム> 登り:5時間20分 下り(滑走・渡渉等):3時間40分
宇都宮1:30==道の駅たじま3:00==下大戸沢スノーシェッド(登山口 840m)5:15-25
・・・1386m地点8:10・・・1553m地点8:45・・・大戸沢岳山頂(2089m)
・・・渡渉地点14:10・・・登山口14:40==昼食(水芭蕉)==道の駅たじま16:40==宇都宮18:50
残念ながらいい写真がないですが、どうぞ!!
地図です。
登山口。他に車はなし。一日中誰にも会うことはなかった。
沢沿いを登る。
すぐに急登にさしかかり、シールでの登山は無理なので、スキーを担ぐ。
スキーを担いで急登を喘ぎながら2時間45分かかってやっと1386m地点に到着。まだ4分の1程度の行程である。
次に目指す1553m地点のピークが見えている。
1553m地点までは比較的なだらかななので安堵する。シール走行ができる。青空も覗いてきている。
1386mから35分程で1553m地点に到着。ブナ林も間隔が広くて滑りやすそう。しかし、下りは別の尾根を滑るのだが。
1700m辺りまでは、樹林帯を抜けながら比較的なだらかな登りが続く。有難い。
さあ、これから山頂までは急登を覚悟しなければなるまい。
上りにつれてガスが濃くなってくる。
だんだん視界が消えてくる。
急勾配は直登できないのでジグザグに登る。スキーがずり落ちないようにエッジを効かせながら登るので非常に疲れる。
ガスと強風が襲う。氷の粒が頬を打つ。かなり痛い。
さらに突風時には、身体を低くして、ストックを雪面に強く押し付けて凌ぐよりほかない。
全くのホワイトアウトの急勾配(感覚的には60度もありそう)を喘ぎながらひたすら登る。
山頂が近いはずだが何も見えない。艱難辛苦の修行みたいだ。
山頂はこんな感じ。突風と氷の粒が飛んできて立っていられないほどである。そして非常に寒い。シールを剥がす指が痛い。
それでも、いよいよ滑走開始である。
ホワイトアウトの中の下山は特に危険なので、慎重に滑る。
晴れていれば、大いに楽しめる急斜面であろうが、視界が悪いので、横滑りしながら少しずつ滑るというより下りる感覚である。
全くの白の世界。
コンパスとGPSで方向と現在地を確認する。
カメラに水滴がついてボケてしまった。
途中から視界が拓けてくる。こんないい斜面を贅沢に滑る。感激である。雪質も非常にいい。
斜度のある大斜面が延々と続く。滑りがいのある山である。
対岸を見ると、朝、登ってきた尾根が見えている。やはり、斜面はキツイのが実感できる。
大雪渓を独占して滑る!!滑る!!快適である。
最後の斜面を谷に滑り落ちる。
沢に下りると雪崩の跡が生々しい。あの下を渡渉することになる。
上手く渡渉点を通過できて一安心。
やっと車に戻ってきた。うれしかったよ。
という訳で、大戸沢岳は実に厳しい山であるが、同時に、山スキーの醍醐味を充分、味あわせてくれる山であるという印象である。
来年の楽しみが増えた。
最後に、同伴者のOさんに感謝したい。キックステップで急斜面に道を付けてくれたことと(先陣は非常に体力を消耗する)、
そしてGPSで無事、帰還させてくれたことに。
今回はこれでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。
参加者2名 車1台 ザック重量7kg
会津駒ヶ岳に近接する大戸沢岳はいい斜面があると聞いて出かける。
天気予報はあまり良くないが、取りあえず、行ってみよう。
急登がありガスと強風でかなり辛い山行である。
コンパスとGPSだよりの登り下りである。
天気が良ければ最高の山スキーが楽しめたのに残念。
来年また来ることにしよう。
<コースタイム> 登り:5時間20分 下り(滑走・渡渉等):3時間40分
宇都宮1:30==道の駅たじま3:00==下大戸沢スノーシェッド(登山口 840m)5:15-25
・・・1386m地点8:10・・・1553m地点8:45・・・大戸沢岳山頂(2089m)
・・・渡渉地点14:10・・・登山口14:40==昼食(水芭蕉)==道の駅たじま16:40==宇都宮18:50
残念ながらいい写真がないですが、どうぞ!!
地図です。
登山口。他に車はなし。一日中誰にも会うことはなかった。
沢沿いを登る。
すぐに急登にさしかかり、シールでの登山は無理なので、スキーを担ぐ。
スキーを担いで急登を喘ぎながら2時間45分かかってやっと1386m地点に到着。まだ4分の1程度の行程である。
次に目指す1553m地点のピークが見えている。
1553m地点までは比較的なだらかななので安堵する。シール走行ができる。青空も覗いてきている。
1386mから35分程で1553m地点に到着。ブナ林も間隔が広くて滑りやすそう。しかし、下りは別の尾根を滑るのだが。
1700m辺りまでは、樹林帯を抜けながら比較的なだらかな登りが続く。有難い。
さあ、これから山頂までは急登を覚悟しなければなるまい。
上りにつれてガスが濃くなってくる。
だんだん視界が消えてくる。
急勾配は直登できないのでジグザグに登る。スキーがずり落ちないようにエッジを効かせながら登るので非常に疲れる。
ガスと強風が襲う。氷の粒が頬を打つ。かなり痛い。
さらに突風時には、身体を低くして、ストックを雪面に強く押し付けて凌ぐよりほかない。
全くのホワイトアウトの急勾配(感覚的には60度もありそう)を喘ぎながらひたすら登る。
山頂が近いはずだが何も見えない。艱難辛苦の修行みたいだ。
山頂はこんな感じ。突風と氷の粒が飛んできて立っていられないほどである。そして非常に寒い。シールを剥がす指が痛い。
それでも、いよいよ滑走開始である。
ホワイトアウトの中の下山は特に危険なので、慎重に滑る。
晴れていれば、大いに楽しめる急斜面であろうが、視界が悪いので、横滑りしながら少しずつ滑るというより下りる感覚である。
全くの白の世界。
コンパスとGPSで方向と現在地を確認する。
カメラに水滴がついてボケてしまった。
途中から視界が拓けてくる。こんないい斜面を贅沢に滑る。感激である。雪質も非常にいい。
斜度のある大斜面が延々と続く。滑りがいのある山である。
対岸を見ると、朝、登ってきた尾根が見えている。やはり、斜面はキツイのが実感できる。
大雪渓を独占して滑る!!滑る!!快適である。
最後の斜面を谷に滑り落ちる。
沢に下りると雪崩の跡が生々しい。あの下を渡渉することになる。
上手く渡渉点を通過できて一安心。
やっと車に戻ってきた。うれしかったよ。
という訳で、大戸沢岳は実に厳しい山であるが、同時に、山スキーの醍醐味を充分、味あわせてくれる山であるという印象である。
来年の楽しみが増えた。
最後に、同伴者のOさんに感謝したい。キックステップで急斜面に道を付けてくれたことと(先陣は非常に体力を消耗する)、
そしてGPSで無事、帰還させてくれたことに。
今回はこれでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。