ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

【拡散願います】琉球諸島で考える『日本』という国」⑦(20221128)

2022年12月06日 | 他紙執筆原稿
●本稿は「世田谷市民運動『いち』382号22年12月1日号に寄稿しました。 「防衛計画大綱」が課した小さな島の、大きな転換―「島嶼防衛」の流れを見る②  (Ⅰ)日本国の軍事計画たる「防衛計画大綱」と「島嶼防衛」③「動的防衛力」(2010年12月)から「統合機動防衛力」(2013年12月)へ(①、➁は前号)   2010年の「防衛計画大綱」について、超概略を前回書いた。この国は「動的防衛力」を「 . . . 本文を読む

「防衛計画大綱」が課した小さな島の、大きな転換―「島嶼防衛」の流れを視る(20221027)

2022年11月03日 | 他紙執筆原稿
○本稿は、「世田谷市民運動『いち』」(2022年11月1日号)に連載している「琉球諸島で考える『日本』という国ー⑥」です。以下本文。 (Ⅰ)状況が動く中で、話が飛んでしまい、申し訳ない  8月号で「地位協定から書く」と言いながら、できていないことを冒頭にお詫びしたい。9月はペロシ米国下院議長訪台が入り、米中間での軍事的緊張が起きたことを書いた。12月、益々トンデモナイ「防衛計画大綱」に大改悪さ . . . 本文を読む

「琉球諸島で考える『日本』という国」⑤ペロシ米国下院議長訪台に伴う米中軍事緊張に驚愕(20220902)

2022年09月02日 | 他紙執筆原稿
◎「世田谷いち」の2022年9月1号(379号)に寄稿したものです。自宅に届いたので転載します。 (1)「日本」では報道されましたか? 前回の予告では、今回は日米地位協定を取り上げる予定だった。ところが8月2日、米国のペロシ下院議長が台湾を訪れた。これに中国が激しい軍事演習を8月3日から開始した。この問題を日本のマスコミはどこまで報じたのだろうか?  8月25日、沖縄県知事選に応援に来た方と論争 . . . 本文を読む

「琉球諸島で考える『日本』という国」 第4回不思議な空間―米軍が駐留・支配している国だということの①(20220727)

2022年08月04日 | 他紙執筆原稿
●本稿は、『世田谷市民運動いち』の2022年8月1日号に寄稿したものを転載します。 ●お詫び● 5月下旬から私のパソコンが故障してしまい、使えませんでした。7月初めに回復しました。このため2回原稿をお送りできませんでした。誠に申し訳ありません。 (Ⅰ)「島嶼防衛」の裏側にあること 前回(5月号)で、「島嶼部」について、地理的要件を概説した。ここから本題に入りたかったが、この国の「防衛」(安全保 . . . 本文を読む

「琉球諸島で考える『日本』という国」 第3回―空間を考える(20220426)

2022年05月07日 | 他紙執筆原稿
◎「いち」375号に寄稿したものを転載。写真1枚をこちらで3枚を追加。以下転載。    私が本稿を「連載」と決めたのは、琉球諸島の空間(場所のつながり)を理解頂かないと分かっていただきようがないと考えたからだ。 (1)この国が「島嶼部」(南西諸島)と言い出した。①皆さんは、「沖縄」といえば「沖縄島」だと思っていませんか。沖縄島に行ったことがある人は多いだろうが、与那国島まで行ったこ . . . 本文を読む

第2回 ロシアのウクライナ侵略と「島嶼防衛」

2022年04月02日 | 他紙執筆原稿
「琉球諸島で考える『日本』という国」 ー第2回ロシアとウクライナ侵略と「島嶼防衛」ー ◎「世田谷いち」の連載第2回目(2022年4月1日)に寄稿した文から転載  ロシアによるウクライナへの侵略戦争が止まらない。そこで予定を変更して書くことにした。皆さんはどう考えているのだろうか? 「ウクライナ支援」と言うが、プーチンがバツでゼレンスキーはマルなのか? 確かにプーチンは以前から極悪な男だが、ゼ . . . 本文を読む

琉球諸島で考える「日本」という国(連載Ⅰ何も知らない私たち)(20220305)

2022年03月05日 | 他紙執筆原稿
◎本稿は、世田谷市民運動「いち」の依頼を受けて石垣島まで書きました。何も資料をもたない時だったので、本稿では一部を補足してます。ご理解ください。 「琉球諸島で考える『日本』という国」(連載)シリーズⅠ:何も知らない私たち 【石垣島で】 2022年2月20日、石垣市長選が告示された。私は石垣島に滞在している。直前に「いち」編集部から「琉球諸島を巡る」問題の原稿依頼を頂いた。申訳ないけれど、昨日・ . . . 本文を読む

CH-53D大型ヘリ、沖縄国際大に墜落炎上から17年後の今

2021年09月01日 | 他紙執筆原稿
●本稿は、世田谷市民運動いちの「いち」2021年9月号に寄稿したものです。 Ⅰ:2004年8月13日、米軍大型ヘリが沖縄国際大に墜落炎上した事故を覚えている?  2004年8月13日14時18分頃普天間基地所属の大型ヘリCH―53Dが沖縄国際大1号館(本部棟)に墜落炎上した。この事実を本紙読者はどの程度覚えているのだろうか? 当時の沖縄・日本はイラク戦争に加担させられていた。米国がイラクに介入し . . . 本文を読む

コロナ禍の沖縄の苦悩(20210729)

2021年08月02日 | 他紙執筆原稿
 世田谷市民運動・いちのニュース「世田谷いち」(第366号)8月号に久々に書かせて戴きました。ありがとうございました。コロナ禍において行きたくても行けない世田谷になっていますが、毎度ご奮闘、ご苦労様です。以下本文。一部補足します。 「1:はじめに お久しぶり。この2年、コロナ禍で、県外にほとんど出ることもできません。どこもコロナ禍に悩まされていますね。ひとまずコロナ禍の沖縄について報告し、現状を . . . 本文を読む

新基地建設と遺骨混じりの土砂投入(20210531ー補注:20210708)

2021年07月08日 | 他紙執筆原稿
◎本稿は、キリスト教非戦平和誌「友和」(第729号-2021年5月6月号)に寄稿したものです。同紙は2021年6月下旬に発行され、わたしの旅の途中で届いたようでした。ご紹介が遅れてしまいました。     私には、声を大にして言いたいことがある。私たち日本人が「沖縄」を考えることは、何故必要なのだろうか? 平明に言えばこうだ。「沖縄を無視した平和論(戦争論)」はありえないからだ。平和(平和運動) . . . 本文を読む