今日はあるものを追っかけて、那覇軍港・那覇新港からホワイトビーチまで行ったが、あきませんでした。既に国外逃亡したのか、意外なところに隠れているのか、真相は闇の中。ホワイトビーチでは3隻の揚陸艦を見た。それが上陸演習の時(1月28日~2月9日)はいなかった2隻(アメリカ、ジャーマンタウン)に入れ替わっていた。それもLCAC「47」がおり、これがジャーマンタウンのドックに入っていった。アシュランドから入れ替わったのか。だとするともう1隻いたLCACは「10」かもしれない(註:と思ったが、違いました)。
◎註:2021年2月14日、ドック型揚陸艦のグリーンベイも入港している(リムピースによる)。
ここいらはまた写真入で報告するが、それと並んで海上自衛隊の軍艦が中城湾に3隻入ってきた。わたしはこれをみて、イヤーな感じに陥った。日本軍に砲撃される事態を想起してしまう。これを追いかけてきたらしい東京23区のナンバープレートを付けているおっさん。マニア然と車を停めて撮っていた。
たしかにこうしたものを撮るのは圧倒的にあちらさんだ。軍事マシンオタクであれ、戦争オタクであれ、どちらかといえば右(戦争肯定派)。わたしのような戦争否定派の人はそもそも軍事を知らなさすぎる人が過半だ。興味がない。だから9条の趣旨と現実との乖離について、直視しようとしていない。だから9条を呼号するだけになっているのだ。などというと護憲派の人達からお叱りを受けるが、核安保体制を堂々と支持しているのがこの国ですぞ。「唯一の被爆国」が米国との強固な同盟を築いているのだから、おかしすぎるだろ。
そのあと通り過ぎようとしていたお兄さんが、止まって私に声をかけてくれた。「あれなんですか?」ーどれ?沖合いの、岸壁の?ー「沖合いの」ーあれは海上自衛隊の戦闘艦。私が彼をまともだとおもったのは、普段から米国の揚陸艦を見ており、これと違う怪しい船がいるが何者だと思ったのだろう。こうした違和感は大いに持つべきだろう。何しに来たんだと思うことは大事なことだ。
唐突ではあるが、私が一番最初に大人の映画を観たのは「史上最大の作戦」だった。色々な名場面があったが、忘れがたいのは、早朝、大量の連合軍の艦船を発見し、驚愕したドイツ軍の見張り番。攻撃を受ける事の戦慄。また、これは連合軍だがパラシュート部隊があらぬところ(木々や電柱)に引っかかり、狙撃兵に確実に射殺される悲劇。私は戦争非体験の10歳か11歳だったから、戦争を殺し合いだと観念していなかったが、怪しいものだとは思ったようだ。まして国家が何たるかなどわかるはずがない年頃。
しかし今の悲劇は、大の大人でも、戦争とは?国家とは?が全く分かっていないのだ。だから皮膚感覚として違和感をもてれば、こうしたことを考える手がかりになるだろう。
そんなわけで、本日のターゲットは取り逃したが、必ずやどこかで補足するぞ。13時間労働になったが、意気軒昂だ!