ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

梅雨明けまだの沖縄からの独り言(20210619)

2021年06月19日 | その日暮らし

 おはようございます。今日は沖縄県庁前に行くつもりですが、未だ家に居ます。沖縄の梅雨は、最初大降りしましたが、半ば晴れて、今最期なのでしょうか。あちこちで激しく降っているようで、水があふれ出すなどの被害も出ています。

 皆様のところはどうですか? それでもある程度降らないと夏に水が涸れるし、降りすぎると大変だし、適度にやってほしいです。なかなか人間の思い通りにいかないですが。

 例年、6月23日の慰霊の日はもうもうの暑く晴れる。つまり梅雨が明けています。今年は微妙でしょうね。明日にも梅雨明けの情報は入ってきていません。

 梅雨で思い出したのですが、数年前の6月、実家に帰ったとき、川面を見たら、カルガモのヒナが巣ごと流されていました。約10羽。親はどうすることもできず、その回りをまわるだけ。子どもたちがあっちに流されないように見守りするだけでした。私にも助けることができませんでした。帰りにみても当然不明だった。海までながされたのか、どこかにひっかかり助かったのか、わかりません。ひとつの運命です。

 ひるがえって、人間界では、防災対策や救助隊、社会保障に公衆衛生・医療などの公助があった。新自由主義政策はこうしたものを削ってきた。国家が行政が諸個人に手をさしのべてきた。これを人権の保障と言って、近代社会の良い点だと認定されてきた。新自由主義はこれを壊してきた。その渦中にコロナ禍に襲われている。そこにオリンピックは特別なのだと、「殿のお通り」だとやっている。戦前どころか、中世にもどってしまったようだ。

 中世の日本のおもてなしは、隔離だとか。アプリで管理するから大丈夫だと。らしいですね。「世界平和」を歌いあげるだとか、コロナ禍に勝った証だとか、自己満足の自己欺瞞の宣伝に明け暮れている。寒い季節です。人々の命を危うくしておきながら、世界平和が訪れるはずがない。こうしたことはカルガモ以下じゃないですか。カルガモの努力さえしない。

 恥ずかしくて人間をやめたくなります。人間は、生物界で唯一の自爆テロができる特殊な種です。自滅を意図してできる種です。こうした究極の選択が問われているのが今です。

 2021年の夏は忙しくなりますね。どうしたら生きていけるのか、根本から考えるしかないようです。

 



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