先ほど、昨日の残照について書いた。実はその後、談があるのだ。
2022年8月19日20時頃。名護市街でバスを降りた。そしたらどうだ。ここでも聞こえてくるのだ。戦闘機訓練の音が。もっとも先ほどの名嘉真西とここは10km余りしか離れていない。時速800kmで飛んでいれば、1分で13km飛ぶのだ。旋回や上昇下降の戦技訓練だから、ストレートに飛ばないが、そうだとしても数分で届く距離だ。
家に帰って、カメラからパソコンにデータを移行していた20:49頃もはっきりと聞こえてきた。食事を作り食べている間も、時々唸るような音が聞こえていた。23:03 この時間にもだ。今度は私が外に出た。轟音がとどろいた。やはり2、3機だろう。多分先ほどよりも高度を落としている。23:10頃も。
彼らは沖縄島の周辺にたくさんの演習空域をもっている。北部だけでも東側にホテルホテル訓練空域、その北に、アルファ訓練空域、西側に、沖縄島北部訓練空域だ。なぜこうしたところでやらずに、人家の上を含む場所でやるのか、到底理解できない。嘉手納基地から名嘉真西は約20km、私が住んでいる名護市西海岸は約30kmだ。ひとっ飛びで到達できる距離だ。
訓練する側から見たら、効率的なのだろう。余分なエネルギーロスが少ないのだから。訓練に全集中できるのだから。しかしその下に住民が住んでいるのだ。騒音問題や墜落の危険は、嘉手納基地や普天間基地のまわりばかりではないのだ。普天間基地を辺野古に移せたところで、こうした問題はまったく変わらない。たらい回しに他ならない。
冗談じゃないと言うしかない。これは沖縄県政を巡る問題だ。こうした訓練を容認するのか、しないのか。沖縄の自民党、公明党はどう答えるのか。君たちは、日本国に、米軍にやめろと言えないのか?
冗談じゃない。日本政府はどう考えるのか? 安保条約上許容するしかありませんか?!
私は「頭上の敵機」を許さない。こうした訓練は戦争するための訓練であり、沖縄を戦場と見立てて訓練しているに違いない。嘉手納基地防衛訓練かもしれない。真相を米国・米軍も日本国も明かさないだろうが、疑念は深まる。
これまでも私は辺野古周辺上空での戦闘機の空中戦訓練を見てきた。また自宅近くでも戦闘機の音は聞いていた。ただ通過が殆どだった。これが面的にぐるんぐるんするような訓練を日常的にやりだせば、どうなるか。こうした住宅隣接地でやる空域が広がり、回数が増えていけば、私たちへの脅威は明らかに拡大していく。
嘉手納基地・普天間基地周辺、そして伊江島(飛行場がある)、辺野古・大浦湾周辺の住民の意思も含めて、協力し合い、対処していくしかあるまい。もうすぐ県知事選が始まる中だから、余計に私は燃えている。