ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】【補足】那覇に1600名が集まり平和を求めた(20230226)

2023年02月28日 | 戦争ではなく、平和を求める

2023年2月26日(日)晴れ 那覇県庁前広場

私は那覇県庁前に、13時に間に合うように家を出た。

県庁前に着いた時には音楽が始まっていた。

本日は「島々を戦場にするな! 沖縄を平和発信の場に! 2・26緊急集会」だ。同集会実行委員会の主催。新たなメンバーが参加し、従来のメンバーも新たな「島々を戦場にするな! 沖縄を平和発信の場に」向けた団結をめざしているのだと感じた。

①辺野古のゲート前でお馴染みのおじさんだ。県庁前で聴くとやや気分が違う。13:10

➁左の人も辺野古のゲート前の常連さん。13:22

何人かが歌いました。

③知念良吉さんが「どこへ行く? オキナワン・ボーイ」を歌い出した。今日は右翼街宣車が来ている。まぁ、わかりやすい構図か。13:33

④人々が集まってきた。「島々を戦場にするな 戦争より平和を」。13:44

⑤宮古島からも団が駆けつけている。「下地島空港・宮古空港の軍事利用反対」。見慣れた方々が来ている。13:48

やっと島々から来る・迎える関係ができてきたのか。

⑥知念良吉コンサート!

会場は前の方に座っていただいているので、私らも下手なところに立てない。草葉の陰から撮っているので、写真が一部ぼけており、見ずらい。ご勘弁を。13:51

集会の冒頭に、司会の平良友理奈さんが裏話を披露。シニア(お年寄り)が多い中、実行委員会で、きつい言葉が飛び交っていた。違和感を覚えた彼女は、考えたという。「争うよりも愛しなさい」ー若者世代とシニアの世代間の連帯のためにもこうした考えが重要だと思い提起したら、受け入れられたと。

これは文化ー感覚の違いだが、ポスト全共闘世代の私にはやはり違和感がある。だからこそ、お互いの違和感を尊重し、リスペクトし狭間にある共通点を確認していくことが重要だろう。歴史的に作られてきた溝は簡単に埋まらない。だからこそ丁寧に、だと私は考える。

⑦集会が始まった。実行委員長の「ガマフヤー」の具志堅高松さんが挨拶。本集会の実行委員長だ。14:09

沖縄戦の頃は既に自由に物が言えなくなっていた。「今、私たちは自由に集会が開ける。ウチナーンチュに考えるスキを与えないほど軍事化のスピードが速いが、第2の沖縄戦を起こさせないように声をあげよう」と呼びかけた。

⑧会場はいっぱいだ。この左側も。14:12

⑨「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」の山城博治共同代表は、経過報告を行ない、本集会を機に全県組織の立ち上げを呼びかけた。14:21

沖縄における新しい運動の1頁が開けるかが問われている。

彼も複数の団体を代表する立場であり、ご苦労が多かっただろうと私は傍らで心配してきた。

リレートークが始まった。沖縄の大衆集会でのリレートークは珍しい。

⑩まず、与那国島の猪俣哲さん。2016年に自衛隊基地ができてしまった与那国島で状況を見続けている。約1500名の島民に200名以上の自衛隊員がいるなかで、抗議の声をあげづらい中で、与那国の状況を伝えようと来てくれた。「離島の自衛隊配備に関する状況への理解がやっと本島にも広まってきたと感じた。南西諸島を一体で考えないといけないことをもっと多くの人に認識してもらいたい」。2,3分で話せる話しではないが、切羽詰まっているのだろうと、私はひしひしと感じた。14:26

石垣島に基地をつくさせない市民連絡会の波照間忠共同代表が挨拶。

⑪宮古島からは、ミサイル基地はいらない宮古島住民連絡会の共同代表仲里成繁さん、同清水早子さん、宮古島平和ネットワークの下地博盛共同代表が発言。対艦・対空ミサイル部隊が配備された中での苦境が語られた。しかし戦争を止めなければならないと、語る言葉は重い。14:34

会場がいっぱいで、もう少し撮りやすい場所はないかと探したが。難しい。

⑫一旦外(交差点側)に出る。「琉球の自然を守ろう/安心して生活できる世界をつくろう」を掲げる人。14:39

⑬県庁側から。階段下まで人があふれている。14:48

嘉手納爆音訴訟団の代表、普天間爆音訴訟団代表が挨拶。

⑭普天間爆音訴訟団の新垣清涼さん。14:51

⑮ミサイル配備から命を守るうるま市民の会の宮城英和さん。14:55

うるま市勝連半島の陸上自衛隊基地に対艦ミサイルの建設が進んでいる地から、写真展、監視活動、うるま市等への要請行動を簡潔に報告。一曲響き渡る声で歌っていた。

⑯沖縄平和市民連絡会の高里鈴代さん。市民連絡会の活動報告を行ない、共に闘おうと訴えた。14:57

⑰自衛隊の弾薬庫等建設に反対する沖縄市民の会の島袋恵祐共同代表。沖縄市に建設が計画されている自衛隊の弾薬庫等建設に反対して活動を始めた経緯を述べた。物事が隠蔽されるまま進む脅威に触れ、自身が自衛官だった過去を踏まえた発言に、私は唸っていた。15:01

⑱「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎さん。あの県民投票から4年が過ぎたが、沖縄の民意が無視されている。あり得ない現実を変えることに拘りたいと呼びかけた。15:09

⑲宗教者9条の会の島しず子さん。自身は牧師でありながら、辺野古の船長でもあり、共に平和のために闘いましょうと。15:35

リレートークは、このほか沖縄戦体験者の方など計20名の方々が次々に発言(ブログの能力上省略した方々に申し訳ない)。

⑳15:35 集会宣言を神谷美由紀さんが読み上げた。軍事基地が拡張されていく中で、戦争への道に抗するためには、対話による平和外交と全国の自治体などにも「経済や文化、スポーツなど多方面で交流を深める事が平和を作り出す。絆を強め日中間に漂う暗雲を吹き払い関係改善を果たしてほしい」と国や沖縄県・41市町村等に提出すると訴えた。

沖縄戦体験者でもある垣花豊順さんが、沖縄を戦場にさせないの思いを吐露しながら、平和を願い、団結頑張ろう!

無事に集会を終えてデモに出る。右翼の街宣車が7,8台。騒音をかき鳴らし、妨害してくる。

なんとか無事に出発。15:45過ぎ。

㉑取材の方々が多く、私は遠慮がちに撮る。辺野古からきた島袋文子おばぁら。大城敬人(よしたみ)市議もご一緒だ。15:53

㉒上から。辺野古ブルー(海上抗議カヌー隊)の旗だ。15:55

㉓「軍拡より平和外交」「沈黙は共犯/共に声をあげよう」「琉球の島々は対話による平和を求めます」それぞれの訴えがさえている。

軍拡による分断を超える創意工夫が私たちは求められている。15:56

㉔県庁前から58号へ向かう。「(英語で)ミサイルではなく外交を」そうだそうだ。15:58

㉕歩道橋の上から。16:16

共通のシュプレヒコールは「争うよりも愛したい」、「殺されたくない、殺したくない」、「憲法違反だ 3文書」「日中友好、平和外交」「いらないミサイル 弾薬庫」「軍拡増税 暮らしを壊す」

㉖交差点を渡る。「争うよりも愛しなさい」ともある。16:16

㉗無論「沖縄を戦場にするな」もある。16:19

沖縄に来て私はデモ写真を撮る機会が殆どなくなった。この10年、体力が落ち、(カメラの)視線が雑になっている。反省しきり。

明治橋を渡り、奥武山公園へ。最期のコーナーで街宣車が寄せてきて、またうるさかった。

㉘解散地点で主催者側がデモ参加者とエールを交わす。発言者は石垣島にミサイル基地をつくらせない住民連絡会の方。「島を戦場にするな!」

16:32

㉙「下地島空港の軍事利用反対!!」16:32

島々から連帯のうねりを作りだそう。本集会は希望が見えかけた集会とデモになっただろう。

【補足】こうして沖縄で、沖縄を戦場にさせない努力が大衆行動をもって始まった。「沖縄を平和発信の場に」とも声を上げている。具体的な手立てを含めた創意工夫が求められているだろう。

 また同時にこうした問題は沖縄県内の問題に留まらない。日本全国各地で動きを作りだしていただきたい。そして全国的なネットワークの結成が求められてくるはずだ。大きなテーマだが、ここが生きるか死ぬかの分かれ目だ。私も全力で取り組むつもりだ。「争うよりも愛したい」を地でいける器でないので、自己改革が必要だろう。頑張ります。(ヤマヒデ)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。