ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】21羽のセイタカシギと出会い、思いを新たにした一日(20210127)

2021年01月28日 | 自然観察

2021年1月27日(水)曇り 金武の田芋の水田・川

 今週は米日共同演習の追っかけを私の課題にしている。27日はブルービーチの下見。ところが今日も兆候らしきもんのは殆どなし。そう簡単に上手くいくものではないが、それにしてもなんもなしか。

 ブルービーチの観察ポイントを出て帰途につく。いつも通り、川沿いに北へ歩く。

何やらシギが一羽。何だっけと思案し、タカブシギの冬羽だろう。14:48

シギに近づくためには道路の反対側を歩く。敢えて鳥との距離の遠い場所選ぶ。川の右側は田芋の水田。14:48

前へ前へと歩いている。14:49

私はシギの斜め横に並ぶ。スタスタと前へ。餌も探しています。14:53

餌を求めながら歩くタカブシギ。私は撮り乍ら歩く。テンポが合っている。距離は4-5m。

ありがとう、タカブシギ。14:57

金武のバス亭に向かって上流へ。

50mほど前を見たら、いた! 去年はこのあたりで越冬した群れがいたが、今年はいないと思っていた。最後の最後で見つけた! ここで焦って近づいたら飛ぶ。21羽だ。15:20

少しずつ近づく。しかしこちらからだと半逆光。15:25

首尾良く道の反対側を通り彼らを追い抜いた。私は小さな橋の欄干下に座り込む。距離10-20m。

落ち着いている。ラッキー。15:27

これだけ近くに居ると何をどうとればいいのか、贅沢な悩み。思い思いの行動をしている。片足となり、嘴で足を掻いているのか、器用なものだ。15:30

この群れはこの場所がおきにいりのようだ。小回りしかしていない。餌を獲るでもない。必ずしも優雅でもない。セイタカシギの行動としては珍しい動きをしている。15:31

片足で両翼を広げる。何の意味があるのか分からないが、美しい。15:37

この思い思いの仕草をみてよ。嘴で羽ずくろいしているのが、多い。人間じゃあるまいし、おしゃれ集団ではあるまい。寒からず、暑からず、風もないので、羽づくろいしたいモードなのだろう。15:40

手前の個体は子ども。水浴びしている。その奥の両翼広げているのと関係ないと思うが、絵になっている。15:44

羽ずくろいと、嘴を足でかく。15:45

20分も至近距離から撮っていると、内心興奮してくる。ドキンドキンだ。私は50年余り野鳥を撮っているが、こんなの初めて! セイタカシギは個性的だと分かったし、私は益々大ファンになった。

 そこに現れた3人組。反対側から歩いてきたのだ。大望遠レンズをもっているので、バード・ウォッチャーだろうが、仁義を弁えてほしいものだ。ほら飛んだ!

ここに未練があるらしく飛び去らない。何回か旋回してくれた。15:48

約30分間のセイタカシギのパレードでした。満足、大満足。

それにしてもここはブルービーチの演習場から1500m。静かな田芋の水田があり、湧き水を水源とする川が流れている環境。鳥獣保護区に指定すべき場所だ。北側1000mに海兵隊のキャンプハンセンがあり、奥に演習場が拡がる。上空には嘉手納基地から飛びだした戦闘機が飛んでいる。

 基地と共存する金武町から、自然と共存する金武町をめざせないものだろうか。そう思う住民が増えることを期待したい。

 

 



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