前年、湯の平高原の池ノ平でスノーシューをした山仲間を誘って、2018年の3月は嬬恋村のパルコールつまごいスキー場の近くにある野地平(やちだいら)湿原へに浦倉山から歩くコースでスノーシューを楽しんだ。
友人のシューはスキー場に向かう途中にあるレンタル屋に予約しておいた。
出発点の浦倉山へはスキー場のゴンドラでらくらく登れる。下界は晴れていたと思うけど、上部は雲がかぶってガスの中。
木々の枝も雪をまとって雰囲気十分。まずは浦倉山の山頂をめざした。
晴れていれば気分もいいけど、曇っているとちょっと怖い感じもする。
木々の間を縫うように登っていくと雪に埋もれた標識があった。2091m。といってもゴンドラの駅がほぼ2050mなので50mも登っていない。もともと展望はよくない山頂のようだが、周囲はガスでなにも見えない。
ここからほぼ真東へと広い尾根、というより斜面といったほうがいいようなゆるやかな尾根を野地平めざして下る。
ただ今日は万座の山など目標が見えないので、間違った方向にくだらないように隣にあるスキー場との境になっている谷筋を確認しながら歩いた。
途中はコース取りの確認に夢中で写真を撮り忘れていた。
標高にして300mほど下ったころやっと雲の下に出たようで、向かいにある万座の山が見えてきた。一安心。気分もぐっと明るくなり足取りも軽くなる。
木々も少なくなって雄大な展望が広がった。向かいの山は草津の本白根山だろう。
雪の上にスノーモービルの轍(わだち)があった。スキー場から野地平湿原へスノーモービルでやってきたみたいだ。上のほうにもわだちがあったので浦倉山まで登れるらしい。
標高を下げるとともに視界がさらに開けてきた。見晴らしのいいところで小休止。
まだ湿原にはでていないはずだけど、広々と雪原が広がっている。
木の枝に霧氷がついて、雲の隙間から日が漏れ始めてかがやいていた。
ようやく野地平の一角に到着のようだ。広いねぇ。これでガスっていたらちょっと危ないかも。
白い雪原に木肌がしろい木。似合ってるな。
湿原の遊歩道の標識を見つけた。空もかなり晴上ってきたので雪がまぶしくなってきた。
ここまでかなりの距離(約2.5k)を歩いてきたのだけど、ずっと緩斜面の下りだったせいかあまり疲れていない。見栄じゃないよ。
山頂はみえないのでわからないけど、下界は晴天になった。雪がまぶしい。
湿原散策のための木道があったのでそれをたどってスキー場の方向へと戻った。
湿原入り口の案内看板。
スキーコースに出て一安心。もう終わりなのだと少しさびしくなった。
遠くの山々が見渡せる。写真の中央の三角形の山は浅間隠山。あとはスキーコースにそってくだった。
このコースは歩く距離は長いけど、基本的に下り一方のコースなので考えたよりは楽だった。
ただ、本文にも書いたようにガスの中だとコースがわからなくなる可能性があるので、方位磁石や地図でこまめにチェックする必要がある。野地平も広大だ。雪が降っている最中などは方角の確認に注意が必要だと思う。
スノーシューはスキー場に向かう途中にある「アルペンレンタルスキー」で借りた。ネットでは「エスティーレンタルグループ」で検索すれば見つかるはずだ。
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