2014年に雪の湯ノ丸高原池の平を体験した3年後の3月、友人2人を誘って少しコースを変えてスノーシューで歩いた。
2人のスノーシューはスキー場でレンタルした。
最初にコースを紹介すると、第6ゲレンデの高速リフトを利用していきなり1960m地点へ。
その後夏道には向かわず、まっすぐに池の平湿原の外輪山にあたる雲上の丘をめざした。
雲上の丘から見晴岳をへて湿原へとくだり、湿原を横断したあと帰りは夏道と湯ノ丸高峰林道を利用してから第6ゲレンデへと戻った。
この日はいい天気で、霧氷がかがやいて見えた。
リフトをおりると、第3ゲレンデへの連絡コースを少し下ったところから山に入って池の平湿原の外輪山である雲上の丘をめざした。
リフト建物の真裏までまわりこんで尾根筋を登ると上部が藪になって歩きづらくなることが3回目の時にわかった。
偶然だけどコースをやや夏道よりに取ったことで最後まで藪に遭遇せず、快適に登れた。
枯れた木の枝やシャクナゲの葉も霧氷をまとって非日常の世界。まだ3月中旬だから見られたのかも。
葉を細くすぼめて寒さをしのいでいるシャクナゲ。
木の幹の凹凸や枝も白く化粧されている。
少しづつ傾斜がましてきた。木の枝が雪をまとって低くさがっている。
その下をくぐりながら上をめざす。
ようやく外輪山の尾根に到着。反対側には池の平湿原が真っ白。ここで休憩。
実はこのころ私はめまいの症状がときどき出る状態だった。
この時もこの直前の登りが少々きつく、ついたとたんにめまいが出てしまった。
でもしばらく休むとおさまってきた。
見上げる青空に霧氷が美しい。
このあと外輪山の雪の尾根をたどって雲上の丘をめざした。
日差しをあびてカラマツの霧氷が次第に薄くなってきたようだ。
カメラを提げて歩いていると汗の水蒸気でレンズが曇ってしまう。
カラマツの枝から長いつららがさがっていた。
雲上の丘に到着。東篭ノ登山とその右に水ノ塔山。
樹木が少なく、見通しの良い尾根を歩く。雪は日差しを受けたり風で飛ばされたりするので少ない。
いったん鞍部にくだって、上田平を見下ろす尾根を登り返して見晴岳へ。
黒斑山の上から浅間山がちょこっと頭をのぞかせていた。
見晴岳からは東御の街が見おろせた。下界はもう春なので少し空気がうるんでいる。
次に外輪山をくだった池の平湿原へ。真っ白だけど日当たりがいいからかかなり雪は少なくなっていた。
湿原を傷めないよう木道をたどって湿原を横断。
湯ノ丸高峰林道の駐車場にある湿原入口の案内看板。
夏になると湿原観光の車でいっぱいになるけど今は静かなもの。
ここからは夏道と車道を利用して第3ゲレンデの上に戻り、第6ゲレンデとの間の森をくだって無事戻った。
このコースは森の中を歩く部分は、とにかく上をめざせば外輪山の尾根に出るので見通しが悪くても不安はない。
あとは湿原を囲む外輪山などで位置関係を把握していればよいので初心者でも楽しめるスノーシューエリアだと思う。
できれば今年も行ってみたいとところ。スキー場のレンタル料は少々お高いのが欠点だけど(笑)。
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