小川洋子先生の本
『アンネ・フランクの記憶』(角川文庫)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/05/0bd657358c13b7217e193dc1eec71891.jpg)
手に取ってから、一気に読んだ。
この本は、著者である小川洋子先生が
かねてから行ってみたい、と希望していた
【アンネ・フランクの隠れ家】そして、
【アウシュヴィッツ】へ…と、
アンネの足跡を辿った旅の記録である。
アンネを旧知の親友のごとく
大切に、大事に想っていたことが
文章の端々から伝わってくる。
女性編集者と、通訳の女性の方との女3人旅。
【隠れ家】だけでなく、時間が許す限り
アンネと関わりのあった場所、人物に会いたいという
熱い気持ちも、痛いほど伝わってくる。
アンネが友達と行っていたアイスクリーム屋さん、
『アンネの日記』の原点ともいえる日記帳を買った店、
さらに、
アンネの生家、移住したアパートなど
丁寧に辿っている。
また、アンネに関わりのある人物として
親友のヨーピーこと、ジャクリーヌさんを訪ね、
そして、一番会いたかったという
隠れ家での生活を支えたミープ・ヒースさんにも
直接会って話しをされている。
この場面は、特に印象的だった。
この本を何度も読み返してから、
『アンネの日記 増補新訂版』を読んだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/42/11851e645274638ea9bf02553c0a567c.jpg)
アンネ・フランクの人生の結末を知っているだけに
切ない気持ちにもなるのだけれど、
実際に読んでいる間は、アンネの感受性の豊かさ、
ユーモアのセンス、描写力、自己分析力のすごさ…といった
とにかく圧倒的な文章力に、ただただ驚かされた。
若干15歳で命を奪われた、アンネ・フランク。
書くことの喜びに燃えていた少女の死を、
他にも奪われた多くの命を
忘れないようにすることが、私にできることだ…、と。
本を読み終えた今、そう考えている。
『アンネ・フランクの記憶』(角川文庫)
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手に取ってから、一気に読んだ。
この本は、著者である小川洋子先生が
かねてから行ってみたい、と希望していた
【アンネ・フランクの隠れ家】そして、
【アウシュヴィッツ】へ…と、
アンネの足跡を辿った旅の記録である。
アンネを旧知の親友のごとく
大切に、大事に想っていたことが
文章の端々から伝わってくる。
女性編集者と、通訳の女性の方との女3人旅。
【隠れ家】だけでなく、時間が許す限り
アンネと関わりのあった場所、人物に会いたいという
熱い気持ちも、痛いほど伝わってくる。
アンネが友達と行っていたアイスクリーム屋さん、
『アンネの日記』の原点ともいえる日記帳を買った店、
さらに、
アンネの生家、移住したアパートなど
丁寧に辿っている。
また、アンネに関わりのある人物として
親友のヨーピーこと、ジャクリーヌさんを訪ね、
そして、一番会いたかったという
隠れ家での生活を支えたミープ・ヒースさんにも
直接会って話しをされている。
この場面は、特に印象的だった。
この本を何度も読み返してから、
『アンネの日記 増補新訂版』を読んだ。
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アンネ・フランクの人生の結末を知っているだけに
切ない気持ちにもなるのだけれど、
実際に読んでいる間は、アンネの感受性の豊かさ、
ユーモアのセンス、描写力、自己分析力のすごさ…といった
とにかく圧倒的な文章力に、ただただ驚かされた。
若干15歳で命を奪われた、アンネ・フランク。
書くことの喜びに燃えていた少女の死を、
他にも奪われた多くの命を
忘れないようにすることが、私にできることだ…、と。
本を読み終えた今、そう考えている。