1月の末に病棟に移ったのだが まあ3週間ばかり寝たきり点滴の生活だったので ひたすら回復に努めるのだが 術後の経過観察が要注意だったらしく退院の話なんか全く出ない。病棟に移った段階で もう手術した所は抜糸も終わってたので 何時頃という話が出ても良さそうなのだが。後で聞いた話では主治医が以前に同じ大動脈乖離のA型で手術は成功したのだがリハビリ中にあぼーんして亡くなった経験があったらしく それで慎重に術後の経過観察をしてたらしい。まあ大きな手術の後はホルモンバランスがおかしくなるらしく あたしも下痢が止まらずにとても退院できる状態では無かったのだが。そんなこんなで 2月は体力の回復ってことで 寝て食べてに終始することになった。この時期になって初めて 着替えの時に胸に30センチを超える縫合跡があるのに気がつくが 主治医が余程上手だったのか それまでは気がつかなかったくらいである。入院してから2ヶ月近くその間風呂にも入れず時々看護師さんに体を拭いてもらう位で 普段のあたしから考えたら想像できないくらいにばっちぃw まあでも体力ががた落ちなので 朝の6時に採血 朝ごはんは8時前(でも ほとんど食べれないのだけど)10時前に 血糖と血圧と計って12時過ぎにお昼ご飯。 晩御飯は6時過ぎなので 検査が無い限りはひたすらこれの繰り返しである。時々1Fの放射線科でレントゲンとってCTの撮影をしての繰り返しで 1ヶ月が過ぎる。心臓血管外科の病棟というのは まあ4人部屋だったのだけど たまたまだったのかは知れないけど 同室の3人は不整脈とかで 1~2週間の入院なので 続々と入って来ては退院して行く。あたしは 退院の話が全く出ないまま 不安な日々が続くのである。大動脈乖離というのは A型(上半分)とB型(下半分)があって A型は肺や脳に行く動脈なので 即手術しないとあぼーんなのだが B型は腎臓とかに行くので投薬で治療できるらしい。隣のベッドのじいちゃんがB型だったらしく 10日前後で手術もせずに退院していったのはうらやましかった。まああたしの場合はA型なので大手術になってるから一概に比べられないのだけれど。さすがに そこそこ元気なのでデイルームって まあ面会所みたいなところに 本を借りに行くのだが 図書館じゃないから せいぜい50冊くらいしかない。普段でも本の虫なうえ 時間だけはたっぷりあるので 1日に1,2冊は読んでしまう。病院なのでカード式のTVがあるのだが 根が貧乏性なのでカードを買うのが惜しいw まあ仲良くなったお隣さんなんかから 退院の時に余ったカードを何回かもらったので 結局自分では1枚も買わなかったw しかし思うのだが 病院て入院患者のアメニティにもっと気を遣ってもいいんじゃないか・・と思う。図書館クラスとは言わないけど 蔵書の充実とか TV以外に楽しみが無いんだから TVを無料にするとかね そういう配慮があってもいいんじゃないだろうか?と思うことしきりである。2月が誕生なので 誕生日は病院のベッドでおしめをして迎えたわけで 人生で最低の誕生日になってしまったw
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