小説も読もう・・と思ったので オン・ザ・ロード ジャック・ケルアック著を借りてきた。1957年初版だからもう半世紀以上前の小説。60年代ヒッピーのバイブルだった本である。さて これ欲しいんだが3500円もするので図書館でw
あるのだが 未読のまま行方不明w まあ探せばどこかにはある。欲しい本を古書で買い出すと新本で買うのがばからしくなるので ほいほいポチって積んでおいて 暇になったら読もうと思ってると行方不明である。図書館でタイトルを見て ああこれ読みたかったんだ・・と借りてきて??持ってるかも・・とamazonの履歴を検索したら4年前に買ってるw ハウスワイフ2.0 エミリー・マッチャー著 文藝春秋刊 2014年初版・・てことは出てすぐに 古書で買ってるわけだが。あたしは 大病して仕事が無理な体になったので主夫 ハウスハズバンドなわけだが 本書 キャリアウーマン(死語だなw)から新しい主婦へ 企業で燃え尽きた母親を反面教師 会社を選択離脱 ブログで主張 編んで稼ぐ企業 オーガニック 自給自足 多様・・とまあ 仕事ばかりしてて家庭をかえりみなくていいのか? 主婦は立派な職業 会社辞めてもネットで食える オーガニック 自給自足の農園回帰とまあ最近で言えば 50年代の主婦がバージョン1.0として 60~70年代がフェミニズム その後90年代以降に来るのがバージョンアップして2.0になった主婦。 が やってることは60年代のヒッピーがやって失敗したことを 時代が変わってネットビジネスを取り込んでなんとかやろう・・という失敗の原因をよく考えもしないで やり方変えたらうまくいくよね・・的な いかにもアメリカらしい流れである。300ページ近いので結構読みでがあるのだが 面白い。日本で言えばVERYとかLEEの流れを笑い飛ばしているところなんか実に面白い。まあスローライフみたいなこともやってきたので言えるんだけど 会社でする仕事って面白いのよね。退屈な部分はあるだろうけど それは主婦でも農家でもどこにでもあるわけで 企業に組み込まれたら人間らしい生活は無理・・って短絡的に考える人がアメリカでは多いのかな?とも思う。まあ日本以上に競争社会だし格差社会だからかもしれないけど 選択的撤退・・って何なのよ?とか思う。結局尻尾を巻いて逃げ出してるのとなんら変わりないわけで それにもっともらしい理由 スローライフとかオーガニックとか手作り 安全な食品・・とか言ってごまかしてるようにしか見えないのはあたしだけか?と 辛らつなことを言うけど 本書は読んでおくべき本であることは確かである。海の向こうでこういうことをしてる人たちがいるわけだが今はいいとして さあ 老後はどうすんのよ?とか思うわけだがw
読んだ上野千鶴子氏のみんなおひとりさま・・の前に書かれた本。おひとりさまの老後 上野千鶴子著 法研刊 平成19年・・というから2007年初版。結論から先に言えば この本は面白い・・というかめちゃくちゃ面白い。ようこそシングルライフへ~から どこでどう暮らす だれとどうつきあうか おカネはどうするか どんな介護を受けるか どんな風に終わるか・・とまあこれ一冊読めば千鶴子流の人生の終わり方がきれいに見える。これ書き下ろしらしいのだが やっぱり京大がらみは 頭の構造が違うらしい。最近の週刊誌は相続だの墓だのの特集が多くて 結構うんざりする。内容がどろどろしていて いかに得をするか?という方向で書かれてるので正直嫌な話のオンパレードだ。が 本書は詳細なノウハウこそ書いてないし もう12年も前の本だから時代に即して無いけど 我々が老後を迎えるにあたって どう考えればいいのか明確に示しているところがすごい。まあ 騙されたと思って図書館で借りてくるなりamazonで買えばいいと思う。あたしは図書館で借りて面白かったのでamazonで買った。1円である。送料256円だから計257円。嫁はんにも読ませたいので買ったわけだが 某英国オタクの本とは違って中身が濃いのである。