冷や飯が好きである。というか 最初の保温付き炊飯器が発売されたの1965年つまり昭和40年てことだから それまでは冷や飯か蒸し器でふかし直したものを食べていたいわけである。いまでは冷や飯でもレンジでチンすれば暖かいご飯が食べれるわけで 炊いたのを冷凍しておけば それこそ24時間暖かいご飯が食べれるのだが・・・ そもそも保温したご飯はパサパサして独特のにおいや味がして好きではない。京都で美味しいお漬物に出会って これ昔は冷や飯で食べてたんだよなぁ・・と思いながら冷や飯で食べてみると これが美味しい。暖かいご飯てそんなに炊き方や米の差が出ないのだが 冷や飯になると不味い米は不味いし 普通の炊飯器よりも圧力IHで炊いたほうが美味しい。更に言えば 柔らかいご飯より多少硬めに炊いたほうが米の味がひきたつ。まあ昔はかまどで炊いておひつに移してたわけで おひつに移すことで余計な水分がとんで 米本来の味が楽しめるわけで理にかなってるわけである。で あたしは?というとIH圧力釜で多少固めに保温はしないで 冷や飯もあえてチンしないで食べてる。丼ものなんかは暖かいご飯で無いと食べれたもんじゃないが 漬物だの目刺しなんかで食べると なんか日本のご飯・・という感じがして美味しい。江戸時代なんかみんな冷や飯だったわけで 炊きたてなら美味しいか?といえば必ずしもそうではないようである。おにぎりは冷や飯だが 暖かいおにぎりが美味しいか?と言えばそうではないように 冷や飯には冷や飯の美味さがある。京都で美味しい漬物屋さん 寺町通今出川上ルの野呂本店に出会ってからあえて冷や飯が増えた気がする。もうすこしすれば 店頭にひの菜が出る。野呂本店て季節のもの以外は出さないので 待ちに待った ひの菜は11月末からだそうである。月末には大阪の実家に行くので ちょっと寄って買い込んで・・といっても賞味期限が短いので大量に買えないのが頭の痛いところ。通販でも取れるが送料がばかにならないので困ったものだ。
メンタルヘルスと言いながら読んだ本をあーだこーだいってるのもなんだがw 今読み終えたのが 日本会議の研究 菅野完著 扶桑社刊 初版2016年だ。読みたいと思ってたのだが たまたま検索したら図書館にあったので借り出してきた。表紙に 大宅荘一メモリアル日本ノンフィクション賞・・なんて貼ってあるので 売れた本みたいだが未読であったのである。まあ簡単に言えば阿倍政権の裏側がどうなってるか?という本。安倍晋三の裏には日本政策研究センターがついていて これが伊藤哲夫・・って人のやってるところ。この人のバックボーンは新興宗教の生長の家なわけで 改憲アジェンダがまんま安倍政権のそれと同じ・・というのだから驚きである。詳しくは本書を読んで欲しい。政治思想がらみの問題なので あたしがどうこう言ってもしょうがないので言わない。みんなそれぞれ思うところがあるから自分で判断すればいいと思うが。しかし日本会議って生長の家原理主義だったとは思わなかった。ただの新興宗教が日本の政治を裏から動かしている・・というのは驚きだし恐ろしく思う。本書 執筆に1年かけて膨大な資料を読み漁り書かれたものなので ある程度想像の域を出ない部分もあるが概ね真実に迫ってると思う。まあ 最終目的が明治憲法復元・・てのが空恐ろしいところである。読んじゃったけど 本書は書棚に・・と思って amazonでポチった 既に1円でごろごろあるので 返却日に追われるのが嫌な人は買われるといいかと思う。読んで損の無い本である。
古い本だが 京都の古本屋で気になったので買った。ローカル線ひとり旅 谷川一巳著 光文社新書刊 初版2004年だからもう一昔前の・・と思ったら 大幅に加筆修正されて 2014年に知恵の森文庫で文庫化されてる。あたしはバイク乗りだし オープンスポーツ乗りなので 長距離出るときはバイクか車。30代で山暮らししてた時は幅2.3mもあるアメ車のミニバン乗ってたわけで鉄道といえば 首都圏の電車 国分寺にいて仕事が東中野だったから 中央線と総武線くらいしか使ってなかった。出張で新幹線乗ることは時々あったが その程度なんで 鉄道には縁が無いし鉄ちゃんでもない。学生時代に親が吉祥寺にいたころは大垣行の535Mなんて夜行は使ってたくらいである。その535Mも今は無く 季節列車でムーンライトながらに変わってるけど。当時は指定じゃなかったから 東京駅で早い時間から並んで席取りしてたのが懐かしい。で 最近は静岡まで JRや私鉄を乗り継いで片道4時間のショートトリップをしてるので 鉄道旅って結構好きだったりする。大病して後遺症が残って しばらく車もバイクも遠ざかってるのだが ぼちぼち落ち着いてきたので そろそろ復活させようか・・と思ってるのだが。最近の足はもっぱら夜行高速バスで夜乗って起きたら目的地・・てわけで 旅情なんかどこにもない。まあ往復で2泊分の宿泊費が浮くのでリーズナブル・・といえばリーズナブルなのだけれど。弟が学生時代に長野にいたときは 中央線だの篠ノ井線なんかで行ったりもしてたんだが。まあ新幹線使えば大阪でも京都でも日帰りができるのだが あれは旅情もへったくれもない。まあ仕事で現地調整があって頻繁には使ってたのだが 行きは段取りしながら 帰りは酒びたりで 車窓の景色もへったくれもなかったわけでw 今静岡まで通院してると 電車旅もいいなぁ・・と思うが 通勤電車仕様のロングシート車両では どうもそっけない。対面ボックスシートで窓が開けばなぁ・・とは思うが最近の列車はみんなエアコンついてるから窓が開かない。もう窓開けて 風に吹かれながら地元の訛りをききながら 駅弁つついて・・なんて旅はできないのかなぁ・・と少し悲しい。あー それたそれた。で本書を読むとローカル線でのんびり旅をしてみたくなる。内容的には時刻表を活用してうまく乗り継いで青春18きっぷ使って・・というような鉄道マニア向けではあるけれど 読んでいると田舎を走るローカル線の車窓が目に浮かぶ良書である。原本はamazonで1円からあるし 改訂された文庫にいたっては734円だが 時間が無くて放浪旅に出れない人も 変な観光ガイド本読むより楽しめるかな・・と思う。あーちなみに南武線と武蔵野線の車両は山手線のお古なんだそうだw
欲しかった腕時計って 松本零士の漫画にも出てくる機械式パイロットウォッチのナビタイマーだ。ナビタイマーと言えばブライトリングなわけで 外周に回転計算尺を組み込んだ有名な代物だが 欲しくても100万もする時計である。叔父は当時映画関係の仕事をしてて羽振りが良かったので 調布の飛行場にセスナとパイパーチェロキーと2機持ってた。今で言えば 成功した若い社長がフェラーリやランボルギーニを買うようなもんだが 金額といい維持費もその何倍もかかるわけで 結構な大金持ちだったわけ。あたしの父は航空自衛隊の航空英語の教官だったから 福岡の芦屋基地なんかで複座のT-33シューティングスターなんか乗って教えてたわけで 飛行機との縁は少なからずある。まあ ブライトリングのナビタイマーが世に出たのは1952年だから戦後のこと。あの回転計算尺付パイロットウォッチは まだレーダー管制も貧弱で電子航法装置も無かった時代に パイロットが限られた計器だけで計算しながら飛んでた時代の遺物だから 今のパイロットはあんなもんしてる人は少ない。まあ計器が全部ブラックアウトしたら役に立つかも知れんがw まーあたしはパイロットだよっ!ってファッションでしかないわけ。あたしが学生時代にどうしても欲しかった時計が セイコーのダイバーズウォッチだ。当時2万円台の半ばだったがどうしても買えない。Jazz喫茶やらレコードやらでお金が無かったのだが 当時の彼女・・っても今の嫁はんだがw バイト代で買ってプレゼントしてくれた。すごく嬉しくって普段使いでは使えず 普段使いは安いのをしてて ここ一番って時だけに使ってたから今でも程度は極上である。何度も引越ししてるうちに行方不明になってたのだが 先日ひょっこり出てきて もう電池液漏れしてダメだろうなぁ・・とは思ったが 京都の街の時計屋さんに持ち込んでみたら 復活したw ばんざーい・・である。ただ もう防水パッキンが出るかどうかわからないから 潜水では使わないでね・・と言われたが。これが動かなかったら 今売ってるのは自動巻きの奴で外観はそっくりなのが2万くらいで買えるので 買うかなぁ・・と思ってただけに復活して嬉しい。さすがセイコー。形も文字盤も好きなのでこれが一番。まあさすがにウレタンベルトは年代物なんで補修部品は買ったけど。文字盤は見やすいしシンプルで無骨だが これが一番。知人は35万のロレックス まー一番安いロレックスしてるんだが何がいいのかさっぱりわからない。あたしは この歴史のあるセイコーのダイバーズと普段は1000円しないカシオのデジタルでいーや・・と思う。まあ パイロットクロノもファッションという意味で一本欲しいんだけどセイコーのクォーツのやつなら12000円くらいから買えるが 多分買わないだろうなぁ・・と思う。一生ものの時計が3万しない・・って幸せなことだな・・と思う。まあ パイロットでも無く 地べたをバイクで走り回ってる身には 使えもしない回転計算尺付のクロノなんか意味ないしなぁ。
スタバがプラスチックストローの全廃を言い出してニュースになってたが これ廃棄されるプラスチックの1%にも満たないそうだ。多いのはスーパーのレジ袋である。昔はスーパーの袋は茶色の紙袋だった時代を知ってるから あたしは相当昔の人であるw まあ当時濡れた・・というか水気の出るものを買うと 袋が破れて悲惨な目にあったわけだが 今は昔。ポリのレジ袋というのは廃棄プラスチックの3割を占めてるそうで H&Mや良品計画がポリ袋から紙袋に変更しようしている。まあレジ袋有料なわけだが 海洋汚染ごみの大きな部分を占めてるポリ袋が無くなるのはいいことだと思う。で 思うんだが 大手のマクドナルドは何もしないのか?という話である。近くのマクドナルドでハンバーガーを買うと紙袋に入れた上でポリ袋に入れてくれる。まあ持って帰るには便利だけど どう考えても過剰包装だ。物が大きいファッションブランドが変更したって まあそれでも20円とかの袋代は取るみたいだが ファーストフードやスーパーのレジ袋を有料化では無く紙袋か全廃する・・ってわけにはいかんものか?と切に思う。あたしはちょいとコンビニならレジ袋は断るし スーパーでもマイバッグ派だ。ちょっと荷物が増えるけどナイロンの薄手の買い物袋ならジーンズの尻ポケットにも入る。小さなことかも知れないけど環境に対するダメージを少しでも減らす意味で 紙袋やらマイバッグはいいと思う。まあ若い人は金払ってでもレジ袋・・って人がいるだろうが 環境に対する負荷を真剣に考えるなら それはないだろー・・って思う。いつも行くスーパーでは顔覚えられてるらしく レジ袋は省略してくれるのがありがたい。一度壊れたら回復するのに膨大な時間のかかる環境である。少しくらいの不便は甘んじて受けるべきだと思うがいかがだろうか?