加藤訓子+岩淵多喜子 Dance Theatre LUDENS 新作公演
1 hour before Sunset
ヨコハマトリエンナーレ2011連携企画
in象の鼻テラス 2011年9月17日(土)19:00~

象の鼻テラスというカフェのテーブルを取っ払って
作った6~7m四方のスペースに
女3人、男2人計5人のダンサーが
走り回るは転げるはで、なかなかエネルギッシュな
パフォーマンスであった。
まるでぶつかり合う分子
または火山から噴出する溶岩のような
エネルギーとスピードに圧倒される。
そうかと思えば
子どもの鬼ごっこの一場面であったり
喧嘩をしてにらみ合っている恋人どうしであったり
ペットをあやしているようなしぐさもあれば
バスケットボールの試合を見ているような気分にもなる。
特にストーリーがあるのかはよくわからない。
前半を見ている限りでは、
日常的な動作や人間同士の接触をモチーフにして
現代社会の生活風景を
まるでフィルムの早送りのように
表現しているのかとも思えた。
ライヒの『Six Marimbas』が
メトロノームのように時間を刻み
システマティックではあっても人間の生命力を
ポジティブに表しているような気がしていたのだが。
終盤、男が銃に撃たれるか、あるいは病気で倒れる
マイムが入るあたりから空気は一変する。
理由はよくわからないが、部分的に争いや
戦争を暗示するような部分もなくはなかったので
根本にはそういうメッセージもあるのかもしれない。
途中で「こことそこの時差6時間」という
別の男性のモノローグがあったので
それがキーになるのかもしれないのだが。
ちなみに「ここ」が日本のことだとすれば
時差6時間はサウジアラビアかアラスカとなるはずだが
そこに何か「死に至る意味」があるのかは、
私にはわからない。
とはいえ、最近体中にガタがきて
両手を背中にまわすことさえ難儀な身から見ると
あの狭い場所を全力で走り、全身で踊る姿は
人間のみなぎる生命力を感じさせてくれて
見たかいはあったというものだ。
普段はダンスとか演劇とか「舞台系」は
まったくビットが立たない門外漢なので
こんなこと言える筋ではないのだが
想像以上に、面白く、刺激的であった。
モダンダンスも悪くない、か。
ライヒの音楽であれだけ走り回る演出は、お見事。
演出・出演の岩淵多喜子氏に拍手!

1 hour before Sunset
ヨコハマトリエンナーレ2011連携企画
in象の鼻テラス 2011年9月17日(土)19:00~

象の鼻テラスというカフェのテーブルを取っ払って
作った6~7m四方のスペースに
女3人、男2人計5人のダンサーが
走り回るは転げるはで、なかなかエネルギッシュな
パフォーマンスであった。
まるでぶつかり合う分子
または火山から噴出する溶岩のような
エネルギーとスピードに圧倒される。
そうかと思えば
子どもの鬼ごっこの一場面であったり
喧嘩をしてにらみ合っている恋人どうしであったり
ペットをあやしているようなしぐさもあれば
バスケットボールの試合を見ているような気分にもなる。
特にストーリーがあるのかはよくわからない。
前半を見ている限りでは、
日常的な動作や人間同士の接触をモチーフにして
現代社会の生活風景を
まるでフィルムの早送りのように
表現しているのかとも思えた。
ライヒの『Six Marimbas』が
メトロノームのように時間を刻み
システマティックではあっても人間の生命力を
ポジティブに表しているような気がしていたのだが。
終盤、男が銃に撃たれるか、あるいは病気で倒れる
マイムが入るあたりから空気は一変する。
理由はよくわからないが、部分的に争いや
戦争を暗示するような部分もなくはなかったので
根本にはそういうメッセージもあるのかもしれない。
途中で「こことそこの時差6時間」という
別の男性のモノローグがあったので
それがキーになるのかもしれないのだが。
ちなみに「ここ」が日本のことだとすれば
時差6時間はサウジアラビアかアラスカとなるはずだが
そこに何か「死に至る意味」があるのかは、
私にはわからない。
とはいえ、最近体中にガタがきて
両手を背中にまわすことさえ難儀な身から見ると
あの狭い場所を全力で走り、全身で踊る姿は
人間のみなぎる生命力を感じさせてくれて
見たかいはあったというものだ。
普段はダンスとか演劇とか「舞台系」は
まったくビットが立たない門外漢なので
こんなこと言える筋ではないのだが
想像以上に、面白く、刺激的であった。
モダンダンスも悪くない、か。
ライヒの音楽であれだけ走り回る演出は、お見事。
演出・出演の岩淵多喜子氏に拍手!

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