砂上の楼閣

たまに思いついたことを時々書いたり書かなかったり。
ジャンル未定の備忘録みたいなものです。

恐怖の「わ・た・し♪」

2009-09-12 00:09:26 | インポート
昨日映画を見て思い出したことがあります。

聞くも涙、語るも涙、の物語。

そんなわけもなく、ちょっとしたアホな話でございます。

大昔、まだナンバーディスプレーや携帯が無かった頃。

夜中に電話が。

寝ぼけ眼で受話器を取ると、「わ・た・し♪」という身の毛もよだつ不気味な3文字。

ウブな私には適当にごまかすことが出来なかった。

この3文字には、「私誰か分かる?当然よね♪」という言外の圧力がある。


間違えてはいけない・・・・

本命なら、命取りになる。

本命でなくても、命取りになる。

女友達なら、恥をさらすことになる。

テロリストの交渉に当たる捜査官のように、慎重に会話する。

心拍数が上がる。

一歩間違えれば、テロが起こる。

わからない・・・

電話を切るに切れない。

この世から、「わたし」という言葉が無くなれば良いと思った。

まぁ、最近では携帯だからこのようなことが無くなり、世の紳士淑女の皆様は安心して電話に出られますが、百年前はこのように恐ろしいことがあったのでございます。

機転の利いた映画の場面を見て思い出した次第でございます。

落ちは特にございません・・・






コメント
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