横浜教会ニュース

インマヌエル横浜キリスト教会の様子をお知らせします

讃美歌とゆりの花に囲まれて

2007年05月02日 | Weblog

 先週は、召天者記念礼拝について書きましたが、その週の金曜日、横浜教会に
とって宝もののようなS姉が95歳で天に召されました。
 8年前から闘病をなさって、家族の方の熱心な介護を受け、ご自宅で静かに看取られて主の元に帰られたのでした。
 

 S姉は「Sおばあちゃん」と私たち教会員からも呼ばれ親しまれていました。少女のようにおちゃめで、おしゃれな方で「こういう色の服を着たほうがいい」とご指導くださったこともあります。

以前は礼拝堂の席に座って忠実に礼拝をささげていらっしゃいましたが、闘病中に「わたしは礼拝に出席していたときが華でした。」と何度もなつかしがっておられたそうです。

 イエス様を「単純に」「幼子」のように信じ愛しておられ、周りの方にもまっすぐにイエス様を紹介し教会を薦めておられた方です。
たくさんの讃美歌を病床でも歌っておられたのですが、『♪十字架に主なるイェスは』という讃美歌が一番お好きでした。召される前に訪問させて頂いたとき、ご家族と共にこの讃美歌を歌うと、意識のないはずのSおばあちゃんが声を出して反応してくださったのです。

金曜の早朝、「Sおばあちゃんが召された」とお知らせを聞いたとき、涙と共に
とっさに「いさおなき我をかくまで贖いイェス招きたもう、御もとに我行く」という讃美が浮かび、まさにその歌詞のごとくおばあちゃんはイエス様の救いにすがり、今神様のふところに抱かれたのだ、と心の底から感動しました。

 ご葬儀と送別礼拝では、Sおばあちゃんの大好きだったゆりの花といくつもの
愛唱讃美に囲まれて旅立っていかれました。
大切なおばあちゃんを天に送られたご遺族に父なる神様からの深い慰めといやしを
お祈りしています。

《『十字架に主なるイェスは』の中でも一番のお気に入りだった3節》

「いつ日か 川を渡り御国に近づき 
              さいごのたたかいに勝ちて栄えの主にまみえん
 
  主イェスと共に明日を   我また生き抜かん
              恐れは喜びと   変わる救いに満たされて」♪