横浜教会ニュース

インマヌエル横浜キリスト教会の様子をお知らせします

大網充填(タイモウジュウテン)

2007年05月09日 | Weblog

本日は教会員の方の体験談より

 タイモウジュウテン(大網充填)という言葉をご存知ですか?
医学用語ですのであまり知られていない言葉だと思います。

 人の内臓組織の一部がなんらかのトラブル(病気など)で壊れ、そこに穴があいてしまうことがあります。その時なにが起こるかといいますと、周りの組織たちが「ググッ。ググググ~ッ」と寄ってきて、その穴を埋めてあげるのだそうです。
それを「タイモウジュウテン」というのです。

私はそれを聞いたとき、おもしろいなあ、と思い聖書のお言葉が心に浮かびました。

聖書はキリストを信じる人が共に礼拝する“教会”という共同体をこうたとえています。「教会はキリストの体であり一人一人は各器官なのです。」「もし一つの部分が苦しめばすべての部分がともに苦しみ」「体の中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合う」

さきほどの「大網充填の」ように、ある部分(人)が傷んだとき、もし教会が「キリストの体」として機能しているなら、教会全体のいたわりによりその人が覆われていやされていく、そしてそれが神の栄光となっていく、という意味もあるでしょう。(決してその人をだめにする“依存”や“甘やかし”ではなく) 
 
 私たち人間の生来持っている性質では、弱いところは切り捨てる、そんな小さなことに労力、経済を注いでいるのは無駄という感覚があったり、あるいは傷は自分がうずくので見たくないという面もあるかもしれません。しかし、キリストご自身、「最も小さい者」に仕え、いたわることを喜びとされました。
 私たちの愛の足りなさの現実にもかかわらず、教会=キリストの体  とすでに宣言されていることを覚え、一歩でもまず自分が「主にある大網充填」させて頂けるよう
祈っていきませんか。